エルメスのバーキンと言えば、すべての女子の憧れ。いざ買うとなったら、それはもう一世一代の大イベント。でも、買う価値は十分すぎる程にあるらしいというコスモポリタン アメリカ版の記事。

高級ハンドバッグをインターネット販売している<Baghunter>の調査によると、バーキンは金や株に投資するよりもリスクが低くて有益、という結果が。

リサーチでは、S&P 500(スタンダード・アンド・プアーズ総合500種株価指数/米の代表的株価指数)、金、そしてバーキンの、35年間分の価値の変遷を比較。

まず株式市場を見てみると、投資収益は年間平均で11.66%(実質リターン8.65%)。金は年間で平均1.9%(実質リターン-1.5%)。またこの数字は、投資家たちが35年という期間に取引をしないとみなされる数字なんだとか。

一方バーキンはというと、同じ期間に14.2%も価値が上がっていたらしい。金や株価は上がったり下がったりが激しい中において、バーキンの価値は下がることなく上昇。2001年に25%も急上昇したことがあったが、それ以外の期間もずっと価値が上がっていることが判明。昨年は、オークションで22万3000ドル(約2500万円)の値を付けたこともあったのだそう。

なぜバーキンはそんなに価値が高いのか? それは、生産数が少ないから。1年待ちは当たり前。だから中古でも買う人が後を絶たず、価格も上がり続けているのだ。

<Fortune>のレポートによると、メンテナンスをしっかり行えば、一生使えるばかりか、子供や孫の代まで受け継ぐことができるらしい。また、オークションで、ウン百万、ウン千万という高額で売ることも可能なのだとか。

さらには、不景気と言えど、スーパーハイエンドに対する需要は衰えていないという証言も。"ラグジュアリー"と"ウルトラ・ラグジュアリー"の間には大きな差があるらしく、<Baghunter>の創設者、イヴリン・フォックス氏が<Luxury Daily>に語ったところによると、「"ウルトラ・ラグジュアリー"マーケットは、一般消費物や株式市場のように、経済状況に影響されません」とのこと。

これからもバーキンの価格は上がり続けそう。いつか、手に届く日が来るかしら…?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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