女性に対する性暴力が深刻な社会問題となっているインド。

コスモポリタン イギリス版によると、そんなインドにおいて、先日エア・インディアが旅客機内に女性専用席を導入したのだとか。

インドの国営航空会社であるエア・インディアが、史上初となるこのような手段を取った理由は、"1人旅の女性客の身の安全を確保するため"。そうすることによって、女性たちに安心感を与えたいとのこと。

しかも、女性専用席を設けるにとどまらず、同航空会社は"手に負えない"乗客を拘束するため、プラスチック製の簡易手錠まで機内に用意しているそう。

このような事態に陥ったのは、実際にこの航空会社を利用した乗客やスタッフが、機内でセクハラや性犯罪の被害に遭ったから。

こちらは機内での睡眠中に、男性客に体を弄られた女性がその男に対して声を上げ、男性を非難する様子を収めた動画。動画はネットに投稿されるや否や、広く拡散されることに。

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Old Man pays for molesting a girl on an Indigo flight. Respect to the Girl!!!
Old Man pays for molesting a girl on an Indigo flight. Respect to the Girl!!! thumnail
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このように女性専用席を設けるに至った背景について、エア・インディアの広報担当者であるミーナクシ氏はこう説明。「エコノミークラスの3列目にある6席分を、1人で旅行している女性客のために確保します。当社は国を代表する航空会社として、女性客の安心感を強める責任を感じています」。

人々の反応はというと…この対策を高く評価する人がいる一方で、このような方法の必要性があること事態に失望している人たちもいるよう。

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これじゃ根本的な解決になってない!>インド航空が女性専用席の販売を開始。

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女性専用の席を設けたって? 性別によるステレオタイプをより"増長"するような真似をしてくれて、大きなお世話だとしか言えない。#AirIndiaは正気を失ったね。

このように「女性専用席」の動きを"より性差別的"または"女性の味方のフリをした、形だけの措置"と捉え、女性に対する男性の姿勢を根本的に変えることが先決だと主張する人びとも。

果たしてこの「女性専用席」を設けたことは、適切な判断だったのか…。通勤電車に「女性専用車両」が設けられている日本においても、考えさせられる点がたくさんありそう。 

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK