これまでずっとダイエッターたちから(ある意味誤って)毛嫌いされ続けてきた炭水化物。でんぷん質と糖分を含む炭水化物は、体にエネルギーを与えてくれるとは言え、食べ過ぎると不必要な体重増加につながってしまうから…というのが主な理由。

ところが! ある種の炭水化物だけは体重増加をもたらさない上に、むしろ体重コントロールや維持を助けてくれる可能性があるのだとか。

コスモポリタン イギリス版で取り上げられたある調査によると、"レジスタントスターチ(難消化性でんぷん/耐性でんぷん)"と呼ばれる種類の炭水化物があるそう。<TIME>誌の解説では、レジスタントスターチは消化や発酵に通常より時間を要した後、体がエネルギーとして燃焼するための脂肪酸へと変化するとのこと。これは、パンなど体内にすぐに吸収され、カロリーとして蓄積しやすい精製炭水化物と大きく違う点なんだとか。

で、このレジスタントスターチを含むと考えられている炭水化物が何なのかというと…答えは豆類、穀類、熟していないバナナ、(冷やした)白米やパスタなど。

白米も?食べても太りにくい炭水化物が明らかに
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『Nutrition Journal』 に掲載された調査によると、レジスタントスターチを食べることで、身体組成に変化をもたらし、満腹感を高め、結果的に体重の維持とコントロールを可能にするとのこと。

「炭水化物中心の食事を摂っても、体がより多くの脂肪をエネルギー源として燃焼できるという事実は、とても珍しいことです。レジスタントスターチと併せて、固ゆで卵、ホエイプロテイン、ピープロテイン、鶏肉やギリシャヨーグルトなどを食べたら、かなり元気の出るコンビネーションになりますよ」と話すのは、スキッドモア大学健康・スポーツ科学学部のポール・アルシエロ教授。

つまり、ヘルシーなものを選べば、炭水化物はみんなに思われているほど"悪"ではないということ。科学調査の裏付けがあると、より一層安心して食べられるのでは?

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN UK