「ああ、ハワイに行きたい!」なんて言いながら、電車に揺られる毎日。そんな日々から一歩踏み出すには行動あるのみ、かもしれません。憧れのハワイ移住を実現させるためには、どうしたらいいの?

「もしもハワイで暮らすなら、知っておきたいこと」仕事編に続いて後編では、 実際にハワイ暮らし始めてみると、旅行の際には気付かなかったような事実をご紹介。移住する前に知っておいたほうが良いことってどんなこと? 昨年ハワイに越してきた20代ライターが、リアルなハワイの声をお届けします。

1.家を借りるのは至難の技?

移住していちばんにすることと言えば、家探し。日本で部屋を賃貸するなら、不動産屋さんに駆け込むのが通常ですが、ハワイでは<Craigslist>というWEBサイトから物件を探します。気に入った部屋のオーナーに直接連絡を入れて、内見、契約というのがスタンダード。連絡が返ってこないこともしばしば、信頼できるオーナーかどうか分からない、人気物件は競争率が高過ぎるなど、妥協せずに家を借りられるまではハードルが山積み! もうすぐ仮住まいが終わるのに家が見つからない、なんて泣いている人をよく見掛けます。移住前には、長めの仮住まいを確保しておくことをオススメします。

2.セカンドハンド(中古)は普通

新生活に必需品の家具・家電ですが、大型施設が点在しているハワイでは、お目当てのものを一通り揃えるのはなかなか困難。そこでハワイ暮らしには、セカンドハンド(中古)文化が根付いています。まだまだ使えるものは、売る、買う、引き取る。家具付きの部屋を借りるという選択肢もあるけれど、一から揃える必要があるなら、<Craigslist>をチェックすべし。

3.沢山ニワトリがいるのに、卵は高い…

ハワイの公園や駐車場で、とにかくよく見かけるのがニワトリの親子。安くて新鮮なローカルの卵が売られているはず…なんて思いきや、卵の価格は日本の倍以上! 太平洋のど真ん中に浮かぶハワイでは、卵だけでなく、すべての食品や日用雑貨の値段は高め。スーパーマーケットを使い分ける、野菜はファーマーズマーケットで買うなど、長くハワイで暮らしてきた人は生活の知恵を持ち合わせています。まずは何でも地元の人に聞いてみることが大切!

4.美しい自然と引き換え!虫は我慢、無視

ハワイに溢れる美しい自然と引き換えに、諦めるしかないのが虫の存在。ハワイ暮らしで、アリやゴキブリに一度も頭を悩ますことがない人なんているのでしょうか…。ひとりで戦う戦闘力を身につけるか、素敵な人に助けてもらえるよう女子力を身につけるか。どちらにせよ、ハワイ移住前には、カブトムシでも飼って免疫をつけてみてはいかがでしょう。

5.気合いがあれば、マルチワークも可能

ハワイ暮らしに慣れてきた頃に、ちょっと心配になってくるのがお金の問題。家賃も生活費も高いハワイですが、悲しいかな、お給料のベースはやや低め。そのせいか、マルチワークをしている人を多く見かけます。副業に関して、日本の会社ほど厳しい制約がないのかもしれません(働く会社によるので確認してみてくださいね)。また、ちょっとした仕事は、個人に委託することが多いのもハワイの特徴。手に職があるならば、自由に稼ぐことも可能かも!?

知って暮らすと、知らずに暮らすとでは、大違い。憧れのハワイ暮らしを実現させるためには、十分な予備知識が必要。だけど何より大切なのは、「なんとかなる」というポジティブマインド。それさえあれば、どんな場所でも自分らしく楽しく生きていけるはず!

>>前編の「どんな仕事があるの?」もチェック!