「ああ、ハワイに行きたい!」なんて言いながら、電車に揺られる毎日。そんな日々から一歩踏み出すには行動あるのみ!かもしれません。憧れのハワイ移住を実現させるには、どうしたらいいの?

まずは、前編として「キャリアプラン」を見つめ直してみれば、今の仕事の延長線上にハワイが見えてくるかも。昨年ハワイに越してきた20代ライターが、実際に日本からハワイに移ってきた女性に話を聞いてきました。

1.スポーツインストラクター

「激務な仕事に疲れ果てて、少し休憩したいと思っていました。ずっと興味があった留学をしてみようと、まずは学生ビザでハワイへ来ました。留学中にヨガを始めたら、すっかりはまってしまい、ヨガ講師の資格を取得して独立。長い道のりだったけど、自然に恵まれた環境で好きな仕事ができて、毎日充実しています。ハワイに来てみて、年齢や環境に焦ることなく、自分と向き合う時間を作ることができました。今の仕事がしっくりきていないなら、一度お休みして本当にやりたいことを探してみるのも良いと思います」(37歳・ヨガ講師)

2.ウエディング関連の仕事

「長い間、日本のホテルに勤めていました。結婚式を手伝ったことをきっかけに、ウエディングの仕事に興味を持って転職。ちょうどハワイ支社の人出が足りないから行ってみないかと声をかけられ、ハワイで働くことになりました。ウエディングプランナーとして、本場のキリスト教挙式を深く知ることができたのは良い経験でした。ハワイには多くのウエディング会社がありますが、独立して個人プランナーになっている人もいます。日本に戻るにせよ、ハワイに残るにせよ、私がハワイでウエディングの仕事をできたことは、きっとプラスになると思います」(35歳・ウエディングプランナー)

3.メディア・PR

「日本でPR関係の仕事をしていたのですが、海外で働いてみたいと思っていたところ、ハワイで出版社の仕事を見つけて応募しました。ハワイはお店の移り変わりが激しく、イベントも多いので、意外とハードな毎日ですが、その分楽しいこともたくさんあります。英語は得意ではなかったのですが、取材や打ち合わせをしたりする中で、少しは鍛えられたかもしれません。ハワイには日本語でコミュニケーションを取れる仕事が多いので、英語力に不安がある人も、恐れずにまずは飛び込んでみたら良いと思います」(32歳・編集者)

4.ツアー・旅行代理店

「学生時代の旅行がきっかけでハワイにはまり、旅行代理店の仕事を見つけてインターンビザでやって来ました。その後ビザを切り替えて、そのままずっと働いています。ハワイや観光への知識が必要な仕事なので、仕事と趣味に一貫性があるのはモチベーションが上がります。自分のツアー会社を立ち上げられるようになるまで、ここで頑張ってみようと思っています」(29歳・旅行代理店勤務)

5.美容師・ヘアメイク

「日本のヘアサロンで技術を積んだ後、ハワイでヘアサロンの仕事を見つけて転職。数年働いてから、独立しました。今は、のんびりと趣味のサーフィンを楽しみながら暮らしています。ハワイは日系人や日本から移住してきた人も多く、日本で培ったコミュニケーションや技術を応用しやすいのが良いところ。その反面、新しいものや流行りがなかなか入ってこないので、美容師としてキャリアアップしていきたいと思っていたら難しいかもしれません。ウエディング撮影に呼ばれることが多いので、ヘアメイクができれば仕事の幅が広がります」(38歳・ヘアメイク)

アメリカに3カ月以上滞在するならば、ビザが必要。学生ビザ、インターンビザ、就労ビザなどビザの種類は多様ですが、比較的取りやすい学生ビザやインターンビザで、まずはハワイに移住する人が多い様子。しばらく暮らしてみて、さらに自分の道を見極めていくというステップがよくあるパターンのようです。英語に自信がなくても飛び込みやすいのが、ハワイの良いところ。キャリアプランを見つめ直して、ハワイ移住を視野に入れてみてはいかが?

>>後編では、移住前に知っておきたい豆知識をお届けします!

※取材を基に制作しています。