たぶん多くの人にとって、家の中で過ごす時間が一番長い部屋が「寝室」。だからこそ、快適でオシャレな空間作りを心掛けたいもの。
そこで、コスモポリタン イギリス版が、オンラインインテリアデザイン事務所<HOMEWINGS>のインテリアデザイナーたちに、ありふれた寝室のインテリアを簡単に変身させる10のアイデアを教えてもらいました。
1.主張のあるラグを敷く
「ベッドから出て、冷たくて固い床に足をつけることほどイヤなことはないですよね。だから、寝室には大きくて柔らかいラグが不可欠です。これによって快適になるだけでなく、部屋全体のイメージが変わります。寝室が狭いからといって、小さすぎるラグを選ぶのはNG。ベッドの下に一部が隠れるぐらいの大きなラグの方が、部屋を大きく見せる効果がありますよ」(コーネリア・ロイター、HOMEWINGS設立者、インテリアデザイナー)
2.シーツやカバーなどの寝具で遊ぶ
「私のお気に入りはリネンの寝具。肌に優しいし、使い込むほど味が出て、見た目にも美しいものです。アイロンがけをするかどうかは、使用する人の好みに合わせて…これも楽しみ方の1つですよ!」(ナターシャ・バーリー、HOMEWINGSヘッドインテリアデザイナー)
3.ベッドの背後の壁を飾る
「私はこの部分にタイルを貼るのが大好きですが、もしタイルは予算オーバーだったら、壁紙でも似たような効果が得られます。最近はとてもオシャレな壁紙がありますし、拭き掃除できるものもあるんですよ」(カースティ・ウィットフィールド、インテリアデザイナー)
4.ベッドサイドテーブルと照明にこだわる
「寝室をより快適にするには、マットレスの高さとベッドサイドテーブルの高さが合っていることが重要。ベッドとマットレスを合わせた高さを測って、同じくらいの高さのテーブルを探しましょう。テーブルの上に置くランプを買うときは、目がくらむような明るさのものは避けつつ、パートナーが寝ているときでも本が読める明るさのものがおすすめです。やさしい光のものと、読書用の小さなスポットライトがあると完璧ですね」(ベニータ・バレット、インテリアデザイナー)
5.賢く収納してすっきりと
「あなたが大都市に住んでいたり、学生だったりするなら、寝室はかなり狭い可能性が高いので、賢く収納することが大切になります。多機能の家具、例えば収納付きベッドなら、ベッドの下に物をしまえます。清潔で片付いていることが、寝室に落ち着きを生み出します。物は、少なければ少ないほどいいでしょう」(ハティス・オジサー、インテリアデザイナー)
6.落ち着いた色を選ぶ
「寝室には落ち着いた、安らぐ色を選びましょう。白、グレーがかった茶色、ゴールド、チャコールグレーなどを組み合わせると洗練された色調になります。鮮やかなプリントや模様は避けましょう。ソフトな色合いの中だと体が休まるのがわかりますし、長くいたくなります」(ラージ・パティル、インテリアデザイナー)
7.ディテールに目を配る
「大きめのベッドリネンを使って、あなたのベッドを実際よりも大きく見せましょう。ベッドが贅沢に、豪華に、高そうに見えます。思い切った、派手なデザインのランプを置くのもインパクトがあっていいでしょう」(ラージ・パティル、インテリアデザイナー)
8.クッションを上手く使う
「寝室に温かみを加える簡単な方法は、気持ちの良い飾り用の枕(クッション)をベッドの端にも置くことです。フェイクファーやケーブルニットのものなら、温かさと柔らかさが両方加わります」(ジェニ・マッデン、インテリアデザイナー)
9.壁もお忘れなく
「ベッドのヘッドボードの上に大きなアート作品を飾ることによって、部屋の印象が決まります。もしあなたのお気に入りの作品が小さいのなら、ベッドの横の壁に配置することで、モダンな雰囲気を出しやすくなりますよ」(ジェニ・マッデン、インテリアデザイナー)
10.個人的なアイテムを置く
「目を引くヘッドボードや壁紙もいいものですが、その部屋の住人の、個人的なアイテムを置くことも大切です。
例えば思い出の写真や、飾り小物やアクセサリーなど、あなた自身や、(カップルであれば)2人を物語るものを置きましょう。寝室は、あなただけの個人的な空間なのですから」(ロシオ・ガルシア・プリエト、インテリアデザイナー)
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto