大枚をはたいて買ったお気に入りのブランドバッグ。できるだけ長持ちさせたいけど、革を傷つけずにお手入れするには、どうしたらいいの?

コスモポリタン イギリス版が革の総合専門店<Handbag Clinic>のジョーダン・スミスさんと、高級ドライクリーニング業者<Elias Dry Cleaners>のロカヤ・ナミラさんに聞いてみたところ「それにはまず予防から」とのこと。

「評判のいい保護剤で革を保護することです。買った日から始めて、少なくとも23カ月に一度は塗り直してください」と話すのは、スミスさん。

「適切な保護をしておけば、汚れ、皮脂の浸透他、後に出てくるあらゆる問題を防ぐことができます。また、ただ拭くだけでもいいので、定期的な汚れ落としは必要不可欠です。簡単な手入れなら布で拭くだけでも十分ですが、バッグを最もいい状態に保つためには、23カ月に一度は専門家による徹底したクリーニングか、専用のクリーニング用品を使う必要があります」。

その他、革のバッグをキレイに保つコツは以下のとおり!

1.バッグのしわ(きめ)に沿って拭く 

こうすることで、革にダメージを与えるのを防げるんだとか。

重要ポイントその1「絶対に赤ちゃんのおしり拭きやお酢他、汚れ落としのための民間療法は使ってはいけません。これらの多くは革の色にダメージを与えたり、乾燥させたり、脂を沈着させたりする化学薬品等を含んでいます」とスミスさん。

2.インクがついてしまったらすぐに手入れする

最初にすべき最適な方法は、できるだけ早く専門家に見せること。それが無理なら、後でしかるべき処置をすることを前提に、使用法にしたがって革専用のインクリムーバーを使い、きちんと乾かすこと。

3.インクのしみが古い場合は専門家へ。自分でなんとかしようとは思わないこと

このレベルになるとガンコな汚れになっている可能性が高いので、専門家のケアが必要とのこと。

4.使っていないときは詰め物をしておく 

これによって、少しでもバッグの形をキープすることができるそう。

5.汚れがひどい場合は専門家用の革クリーナーを使う 

専門家用のクリーナーは洗い落とす必要がないので、さらなるダメージを与える可能性を回避しやすくなるんだとか。お値段は張るかもしれないけど、自己流でクリーニングするよりはずっと良い結果が期待できるはず。

重要ポイントその2スミスさんいわく、「お手入れの際は革の種類に合った製品を使いましょう。一般的な革用のクリーナーは、スエードやヌバックには向きません(素材の吸収性や繊維質の違いのため)」。

6.クリーナーは使用前に必ず試す 

バッグの内側など、目立たない場所で試してから使うのが◎。

7.ハンドクリームをつけた直後はバッグを持たない 

自ら脂汚れをつけているようなものだから!

8.バッグに保存袋がついていたら使う 

保存袋は商品をかわいく包むことだけが目的ではなく、使っていないときのほこりよけに最適。もし保存袋がないなら、古くなったピローケースでもOKなんだとか!

9.バッグを直射日光に当てない 

色が褪せ、革が傷む可能性があるから。

10服とバッグの色の組み合わせに気をつける

「色の濃い洋服を着たときには、色の薄い革バッグを持たないこと。洋服の染料がバッグにうつることがあり、これは最も落ちにくいしみの1つです」と語るのは、<Elias Dry Cleaners>のナミラさん。

11.サドルソープは使わない

靴には使えても、バッグの場合は、成分が強すぎて変色する可能性があるんだとか。

12.臭いがついてしまったら?

ベーキングパウダーのふたをとって、倒れないよう注意深くバッグに入れ、保存袋か枕カバーにバッグを入れたまま24時間待ってみて。こうすることで、ベーキングパウダーがイヤな臭いを軽減してくれるはず。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US