「すしシャン」という言葉を聞いたことがある? 文字通り、シャンパンと寿司を一緒にいただくこと。酢飯の酢が、シャンパンのきれいな酸味とマッチして、幸せなマリア―ジュが叶う組み合わせだ。その「すしシャン」をもっと楽しくおいしくするTIPSを、東京・銀座の「鮨からく」の戸川料理長に教えていただいた。

「江戸前は、生の魚にひと仕事加えて水分や臭みをとっているので、ワインやシャンパンによく合うんです」という戸川さん。シャンパンと寿司を合わせるなら、ちょっといい方法があるという。それは…「酢飯を作るときに、ちょっとだけシャンパンを入れるんです。ほんの少しのことですが、それでぐっと寿司がシャンパンに寄り添ってくれるようになります」

贅沢な気もするけれど、シャンパン入りの酢飯は、また格別な味がしそうだ。

「もう一つ、とっておきの方法がありますよ。アジなどを〆るときに、白ワインと酢を11で合わせたものを使ってみてください。味が少しやわらかくなって、シャンパンやワインによく合います」

寿司とシャンパン、極上の組み合わせがさらにグレードアップするアイデアは、家で寿司をつくるときにも役立ちそう。夏の「すしシャン」、ぜひ試してみて!