夏になると飲みたくなる、シャンパンなどの発泡性ワイン。そのシュワッとしたした爽快な泡を楽しむには、しっかり冷やしてから飲むという認識が強いはず。ところがそんな常識を覆す、目からウロコな新事実が!

モエ・エ・シャンドンのクオリティマネージャー、マリー=クリスティーヌ・オセリンさんは、ニュースサイト『ハフィントン・ポスト』のインタビューに対し、「シャンパン(もしくはスパークリングワイン)のボトルを購入後、34日以内に開栓するのであれば、冷蔵庫で冷やしても大丈夫です」と説明。

でもすぐには飲まない場合、冷蔵庫に入れない方がいいのだという。「冷蔵庫に何日も保管しておくと、湿度の低下によりコルクが乾燥し、コルクとボトルとの間に隙間ができてしまいます。そこから空気が入ると、シャンパンの酸化が進行し、アロマに悪影響を与えてしまうのです」

アロマとはつまり、グラスを口に近づけた際に立ち上がる香り成分。ワインは、目で色、鼻で香り、舌で味わいを楽しむ飲みものであるため、ひとつでも欠けるとすべてのバランスが崩れてしまうのだそう。

そのため、「シャンパンのボトルはすぐに冷蔵庫に入れるのではなく、ワインセラーなどの一定の温度や湿度が保てる場所に保管するのが一番」とオセリンさんはアドバイス。そして開栓する1520分前に、氷と少しの水が入ったワインクーラーに入れて冷やしておけば完璧! 泡好きな方はぜひお試しあれ。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Reiko Kuwabara

From: Harper's BAZAAR UK