安くておいしくて、すぐに食べられるファストフードはとても便利な存在。

ところが、コスモポリタン イギリス版によると、ファストフードに多量に含まれる塩分や砂糖…だけでなく、パッケージ(紙製容器や包装紙)自体も健康に悪いと指摘する新しい研究結果が発表されたのだとか。

この研究を実施したのはカリフォルニア大学バークレー校で、ファストフードのパッケージに含まれるフッ素化合物を分析したところ、懸念すべき結果が見られたとのこと。

こういった化合物は、包装紙が油を跳ね返し、ふやけないことを目的に使用されているそう。ところが、それらの化合物やパーフルオロアルキル(PFAS)系と呼ばれる物質には、「ガン、発生毒性、免疫毒性などとの関連性が指摘されている」との記述が。

これらの化合物は食品にも吸収されてしまうらしく、つまり長時間放置しておけばおくほど、その分食品内の化合物の吸収率が上がる可能性が…。

ちなみにこの研究では、アメリカで使用されている400種類の食品パッケージ(紙や厚紙など、複数の素材)を分析。すると、紙製パッケージの46%、厚紙容器の20%は検出可能なフッ素化合物を含んでいたよう。また、ファストフード以外にも、デザートやパンのパッケージの56%、そしてサンドイッチやハンバーガーの包装紙の38%に同じことが言えることがわかったのだとか。

せめてもの救いは、ペーパーカップにはフッ素化合物がまったく含まれていなかった(0%)こと! とは言うものの、このデータはあくまでアメリカで得られたものなので、日本のパッケージに関する数値は定かではないけれど、ファストフード店に行った際は、商品を受け取ったあと早めに包装紙を外す方が賢明かも…?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK