カジュアルウェアでもOKな職場を夢見る人は多いと思いますが、行動科学の専門家によると、カジュアルウェアは仕事に悪影響を及ぼす可能性があるのだとか。

コスモポリタン アメリカ版では、カリフォルニア州で心理学を教えるエイブラハム・ラトチック教授が昨年発表した研究を紹介。それによると、職場でスーツを着ている人の方がカジュアルな服装の人に比べて、リーダーらしい行動をする傾向が高く、より理論的かつ大局的な視点でものごとを考えるのだそう。

ただし、毎日スーツを着ていればリーダーになれるというわけではなく…。ラトチック教授によれば、スーツの効果は着る頻度が増えるとその効果は薄れるそうで、全員がスーツを着ている職場ではなおさらなのだとか。つまり、みんなと同じ服装では意味がないということ。また、最大の効果を得るには、他の人より「上質」なスーツを着る必要があるのだそう。教授いわく、「力というものは、その性質上、相対的なものなのです」とのこと。

アメリカのイェール大学マネジメントスクールのマイケル・クラウス教授の研究では、金融関係で行った交渉実験で、ジャージを着た男性よりも、スーツを着た男性の方が10%良い結果を出したという報告も。これについては、ジャージよりもスーツを着ている方が自信を持つことができ、より支配的な行動ができると考えられているもよう。逆に、ジャージを着用した被験者は、交渉の場で気後れしてしまう傾向が高かったそう。また、スーツを着用することで交渉相手の態度にも違いが生じ、全体的にスーツを着た人の方が交渉の場を支配できていたのだとか。

というわけで、次に職場で難しい案件や重要なプロジェクトに取り組むときは、ジーンズをはきたい気持ちをぐっと我慢して、プロフェッショナルな雰囲気漂う、とっておきのスーツで出勤しましょう! きっとやる気が湧いて、あなたの真剣さが他の人にも伝わるはず。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon solutions

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