【最終回】オーストラリアの履歴書で見つめなおした自分

オーストラリアでちっぽけな自分が前向きになるまで

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「オーストラリアの女性は強すぎるよ……」 by オーストラリア男性

メルボルンの女性のおしゃれの常識でオーストラリア女性の魅力を紹介したのですが、自分の意見を持った強い人が多く、むしろ強すぎるとボヤく男性がいるくらいでした。

そんな環境で生活していると、私も自然とタフになっていきました。そうじゃないと生きていけなかったんです。

また、先輩後輩という感覚はなく、年齢による上下関係がほとんどないのがオーストラリアのひとつの特徴です。

友達とよくこの話題について話しましたが、これを良いとも悪いとも言えるとオーストラリア人は考えているようです。個人的には、良い印象を受けました。上下関係よりも信頼関係を重視するといいますか。

メルボルンでヘアスタイリング剤の撮影がありました。30代の女性ヘアスタイリストと20代の女性ヘアスタイリストがいて、私のヘアスタイルをどうしよかと悩んでいました。

30代女性:「こういうヘアスタイルにするのはどう?」

20代女性:「それもいいけど、私はこうしたいの!」

こんな二人のフランクな会話……私の経験では考えられなかったです。しかも30代女性は、20代女性のことについて 「彼女は美容学校を卒業したばかりで、技術が高くてすごく優秀なの。絶対に良い撮影になるよ」と私に言ってきたんです。年齢や学歴だけではなく、その人個人を見て尊敬し、信頼しているのを感じました。その分、"若いからこの失敗は許そう"とかは一切なさそうでした。

Natural

履歴書を書いて号泣!

オーストラリアでモデル以外にも、おしゃれなカフェで働きたくてオージー版のCV(履歴書)を書いていたんですが……自分はなんて経験と能力のない人間なだろうって心が砕けそうになり、泣けてきました。

その時、日本の履歴書と海外の履歴書がこんなにも違うということも初めて知りました。

オーストラリアの履歴書は、まず年齢と性別を書かず顔写真を貼りません自己紹介文、申請したい仕事にどれだけ自分が向いているかという説明、持っているスキル、今までの仕事で自分はどのポジション何をしたのか、そこでどんな結果を残したのか、ボランティアなどの経験はあるかなどなど内容の深いもの。バイト禁止で、社会経験はほとんどモデルの経験しかなかった私は、自分がちっぽけに思えてしまいました。

私だって「できる子」と思えた瞬間

習い事に限らず、バイトであろうが何であろうがそこから学ぶことがあり、結果を残す必要があるということを改めて実感し、その経験から自分の経験値を上げていくことの大切さを思い知らされました。

オシャレなローカルカフェで働くことが決まった私は、面倒見の良い女性ボスのトレーニングのお陰で、私ってできる子じゃんと初めて思えたんです。恥ずかしいですけど……。

履歴書作りで号泣した日から一変、自分はもっとできることがある、さぁこれからどうやって経験を積んでいこうかと前向きになりました。

年齢よりも経験値

オーストラリアでは、年齢・性別など数字や外見的なものよりも、その人がどう生きてきて、どんな能力を得たのかなどで判断するんです。こうやって個人の色が決まっていくんだなぁって思いました。

年齢について、老いることばかりを気にするような世の中の傾向に対して、私は年齢を経験値を積んでいくための"ものさし"として考えています。あくまでも何歳までにこれを経験するというような目標を立てやすくするもの。だから、ティーンエイジャーの間に海外での暮らしを経験することができたなら、どんなに良いだろうと思います。オーストラリアでもカナダでも、大学を卒業して長旅に出ている海外の人々によく出会います。新卒採用主義の日本では難しいかもしれませんが、お休みを全部使って行ってもいいくらいだと思います。

自己啓発本を読むよりも、経験!

ある程度、自己啓発本もお手本にはなると思います。

でももっと大事なのは自分自身の経験です。わかったつもりの事も実際に見て経験してみないとわからない。自分の本当にやりたいことをやろうと決めカナダに来た私は、机に向かって勉強したことを実際に身体で体験することで、人生観を変えるような多くのことを学び、今このようにそれを書いて人に伝えられる機会をいただきました。

私にとっても勉強になりましたし、読者の方に少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

旅するモデルの旅はまだまだ続きます。またどこかで会えますように!!

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