CAは昔から女の子の憧れの仕事の1つ。インスタグラムにアップされた彼女たちの旅行写真を見ると、余計にその舞台裏が気になるところ。

ならば、現役のCAに直接話を聞いてみよう!と思い立ったコスモポリタン イギリス版が、ヴァージン・アトランティック勤務のアナベルさん(CA6年、長距離専門)に、「空のお仕事」について詳しい話を聞きました。

1.長距離フライトの場合は少なくとも1日休日を挟む

「私は基本的に週に12回、長距離だけ飛んでいます。本当にあらゆる場所に行きますが、行き先は選べるようになっているんです。私のお気に入りの滞在先はドバイなので、よくドバイに飛びますが、アメリカにも、カリブ海にも、香港にも行けます」

「渡航先で少なくとも一晩は滞在しますが、当然、長距離を飛ぶほどフライトの間が空きます。現地滞在中は外に出て何をしていてもいいんです。ステキなホテルを用意してもらって(ドバイだと中心部にあるんですが)、買い物したり、ビーチに行ったりします。なんといっても、それがこの仕事の特権ですね。私は近距離フライトより長距離フライトが断然好きです。単純に、フライトの間に休みがもらえるし、いつも新しい場所にいられるから。それだけの価値があります」

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35,000フィート(約1万メートル)上空から、中継でスポーツとニュース番組をご覧下さい。今年の夏から、ボーイング787では生放送が見られるようになりました!

21週間に20時間以上を空の上で過ごす

「私は大体週に22時間を空の上で過ごしますが、飛行機は第二の我が家という感じです。もうすっかり慣れました。それに、ワクワクする場所や行ったことのない場所に行くのがわかっているので、仕事に行くのはとても楽しみなんです」

「飽きることはありません。疲れないし、イヤになることもありません。もしそうなったら、路線を変えて、しばらくどこかちがう場所へ行きます」

3.最も人気のない食事メニューは…?

「上のクラスで出している、パイとポテトフライです。それぞれの客席等級でメニューが決まっているんです」

4.緊張している人に1番効くのは、ビスケットと気晴らし

「緊張しているお客様にはいつも、紅茶やビスケットを出すか、炭酸かアルコールが効きますよ、と勧めます。深呼吸して、音楽を聴き、映画を見るなど、何でもいいから気が紛れることをするようにアドバイスします」

「私たちは不安になった乗客を静める対策も持っていて、いつでもそれを提供できますし、気持ちが落ち着くよう働きかけることもできます。話して、納得してもらうんです。CAはフライトのプロですから、お客様が落ち着くよう、ベストを尽くします」

5.とても競争率の激しい仕事である

「できるだけ多くの接客業の経験を積んで、たとえ1回目で試験に通らなくても、応募し続けること。良いCAの仕事に就くのは大変競争率が高いものです。応募期間もとても短くて、1つのポストに何千という応募が来ます。ヴァージン・アトランティックは求職エントリー期間が特に短いですね」

「会社は、経験豊富な人を求めています。私みたいに、どこか別の航空会社で働いたことがあると、その経験が最も重視されます。接客ができる人だとわかってくれるんです」

サンフランシスコからお越しのお客様へ。ロンドンでたっぷり休日を楽しむ前に、まずはたっぷりのイングリッシュブレックファーストをどうぞ。

6.夜の便では一晩中起きている

CAは空の上でとても楽しく過ごしています。12時間ものフライトとなると、お互いに楽しくしたり、笑ったりしないとやってられませんから。特に、夜のフライトをやり通すのは楽ではないです。一応休息時間はあるのですが、基本的には、一晩中起きていることになります。携帯電話も持っていますが、電源はオフにしなくてはいけないし、どっちにしろ見る時間もありませんしね」

7."マイル・ハイ・クラブ入り(機内で性行為に及ぶこと)"する人はまれ

「そうですね、私たちのおもてなしがいいので、何かする必要がないのでは(笑)!? 」

8.毎回違うチームで働く

「フライト毎に乗組員は入れ替わります。知っているメンバーのときもあれば、そうでないときもあります。でも、みんな関心の方向が似ているので、すぐに仲良くなります。長距離フライトの間に、知り合いになっちゃいますね!」

9.すべてのクラスで働けるように訓練されている

「担当するクラスは、日によって違うだけです。どの客室でも働けるようにトレーニングを受けています。エコノミーで働いていても、(アッパークラスと)同じくらい楽しいです。アッパークラスでは、よりお客様たちの要求に応える場面は多いですね。アッパークラスにも、様々な人々が混じっています。大部分はビジネスマンですが、特別な機会に家族で搭乗していることもあるし、カップルもいます」

10CAならではのご褒美も♡

「飛行機の中のこともわかり、荷造りも大得意になった今、私は乗客の1人として飛ぶのも大好きです。どうしたら快適に過ごせるか、何を持って行くべきか、よく知っていますから。機内の映画も見られるし、おいしいものも食べられます。とてもいいご褒美(割引チケットを含む!)もあって、助かっています」

11.安全試験を毎年受ける

「私たちは仕事が決まると最初に6週間の訓練を受けます。その後も、毎年1週間の再訓練と試験を受けなくてはなりません。筆記試験と実技試験の両方です。とてもハードです。落ちれば仕事を失う可能性もあります。だからとても真剣です。ルール改訂がたくさんあるんです!」

「長距離フライトには大勢の乗客がいて、広い範囲をカバーしなくてはならないので、乗組員のほぼ全員が安全確認デモンストレーションに参加します」

12.一度に15人までCAが搭乗する

「航空機によって長距離フライトに搭乗するCAの数は違いますが、10人から15人が数百人の乗客を接客します」

13.たくさんの興味深い人々に出会える

「乗客の皆様と旅をして、知り合うようになると、とても興味深い人々がいることもあります。セレブもたくさんいました! ありとあらゆる場所から人々が乗って来るので、どんな人に出会うかはどこに行くかによります。皆さんよく、現地に着いたらどこに行ったらいいか、何をしたらいいか、教えてくれるんですよ」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN UK