――今のキャリアをスタートしようと思ったきっかけはなんですか?
音楽は一番最初に始めたキャリアなんですけど、実を言うと大学1年生のときは外務省志望だったんです。でも、色々と大人の世界にがっかりすることがあって(笑)。それで「表現者になりたい」と思ったタイミングで出合ったのが、ブラジル発のダンスミュージックである「バイレファンキ」。当時の私にとってはものすごい衝撃で、「この音楽をやろう」って決めたのが私のスタート地点です。
そこからは、自分の直感を信じてその時にするべきことをただ必死にやり続ける日々。その過程で、世界中でたくさんの素敵な人たちと出会い、面白いお話も頂き、いつの間にかTVホストや、国内外の音楽、映像、ファッション等、様々なプロジェクトにも関わり、コスモポリタンではモデルや連載もやらせていただくことになったんです。
今築いているキャリアの中で、自分で決めて動き出したのは「音楽」だけだったのですが、ご縁があって他の道にも繋がっていったという感じなので、これまでの多くの出会いに感謝しています。また、国や言葉にこだわらずに信じてやり抜くことで、自分が想像もしなかった素晴らしい景色が見えることが何度もありましたね。