先頃、スウェーデン第3の都市と言われるマルメの道端に、小っちゃな小っちゃなネズミのレストラン"Noix de Vie(人生のナッツ)"がオープンし、大変な話題になっているそう。街行く人々はほとんど地面に這いつくばって、これをのぞいているんだとか。

ただし、レストランで実際にネズミが目撃されたことはなく、前で食事しているのはネズミの人形。つまり、ネズミのレストランを模した精巧で小さなアート作品が、街中に現れた、というわけ。

この作品の制作者については何も説明がなく、ただ"Anonymous(匿名の)"と"mouse(ネズミ)"をかけ合わせた"Anonymouse"のサインと、Anonymouse_mmxというインスタグラムアカウントが存在するのみ。そこでコスモポリタン アメリカ版が、謎のAnonymouseと接触を試み、真相を直撃しました。

「ネズミサイズの舞台装置を作るというアイデアは、2016年の3月に浮かびました。最初は自分たちで何か作りたいということで始まったんですが、その後、アストリッド・リンドグレーン(『長くつ下のピッピ』他で知られる作家)やウォルト・ディズニー、ドン・ブルース(ディズニーアニメーション他で知られるアニメーター)の世界観を出すことにシフトしていきました」と語るのは、実は2人組だったAnonymouse

「多くの子どもには、自分たちが生きている世界と平行して、動物たちが自分たちとまるで同じように、でも、人間の世界では失われてしまったものに囲まれて暮らす世界があると想像して楽しむ時期があると思うんです」

けれども、出来上がった作品に対する人々の反応により、子どもだけでなく、大人も同じなのだと確信したそう。

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レストランがこれほどの人気を呼ぶとは思っていなかったというAnonymouse2人。今やインスタグラムのフォロワー数は12万人を超え、自らネズミサイズのチーズやナッツの彫刻、クリスマスプレゼントを置いていく人も。2人は、誰もがこのレストラン作りに参加してくれることを歓迎しているのだとか。

地方局は、イギリスで覆面芸術家として活動するバンクシーになぞらえて、彼らに"バンクシー・マウス"の呼称を付与。これに対して彼らは、「ちょっと褒めすぎだけど、もちろんとても光栄です。でも、私たちは自分たちがストリート・アーティストだとさえ思っていないんです」とコメント。匿名性を保つ彼らは、その後も"自分たちが何者だと思うか"といった点について、一切口にせず…。

また、彼らは今後の企画(それがはたしてネズミに関するものになるのか、など)についても、何も語らなかったよう。「今言えることは、そこにはマッチ箱、傘、ティーカップ、シャンパンのコルク、アルミホイルが関わっているということだけです」。

はたして次はどんな作品が生まれるのか? それまでは、ネズミレストランのステキな写真をお楽しみあれ♡

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※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US