盛大な式を挙げたい人がいる一方で、こじんまりとした式にも注目が集まっている今日この頃。「仲のいい人たちだけでひっそりと新しい門出を祝いたい」、「予算が足りない」という未来の花嫁たちのために、ニューヨーク在住のハンナ・ジスマンさんが自身の体験談を通して、「小さな結婚式」をおすすめする理由をコスモポリタン アメリカ版に綴ってくれました。

前の計画だったら100人強の人たちに挨拶して回るために使っていたであろう時間が、小さな結婚式をすることによって、両家がしっかりと一緒に過ごせる時間に変わりました。

と婚約した当初、私たちはリッチな結婚式場と100人を超える盛大な披露宴といった、いわゆる"大きな結婚式"を計画していました。でも、よくよく考えるにつれ、もしかしたらそういった盛大で伝統的な結婚式は、自分たちらしくないのかも…と思うようになりました。結局、ニューヨークの北部にある小さな可愛らしいホテルを予約し、家族と近しい友人わずか14人を招いて、後悔の一切ない思い出に残る式を挙げました。

ということで、たった1日の出来事のためにかかる莫大な費用を抑えられるのはもちろんのこと、他にも小さな結婚式がオススメな理由を紹介していきます!

1.準備が断然ラク

中には結婚式準備を心底楽しめる人もいるけれど、私はその1人ではありませんでした。あの規模のイベントを企画するのはもはやフルタイムの仕事をするようなもので、それを既にフルタイムの職に就いている私がやるには少々無理があると思ったから…。結婚式を小さくすれば、それだけ問題も少なく、悩みや不安も小さくて済むということ。だって雨天時に14人を室内に移動させるのと、200人を移動させるのとでは、雲泥の差があるでしょ?

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2.よりディテールにこだわれる

各ゲストのテーブルに置く名札を手書きのポートレートにしたり、個人宛てのメッセージを書いたウェルカムノートを用意したり、はたまたオススメのローカルグッズを11人に合わせて詰めたギフトバッグを作るなど、小さなスケールであればあるほど、自分の希望が叶いやすくなる可能性も高くなります。予算や時間的な余裕の無さに苛まれず、細かいところまで思いの行き届いたウェディングができるということは、つまりPinterestに上がっているような、みんなが憧れるウェディングの図に近づけるということにもなり得るのです。

3.ゲスト同士も交流を存分にはかれる

私と私の夫の親族はアメリカ大陸を横断した両端、しかも別の国(バンクーバーとメイン州)に住んでいて、結婚式以前に両家が交流できる機会を設けられませんでした。前の計画だったら100人強の人たちに挨拶して回るために使っていたであろう時間が、小さな結婚式をすることによって、両家がしっかりと一緒に過ごせる時間に変わりました。当日のみならず、結婚式前後の休日は一緒に朝食をとったり、リンゴ狩りに出かけたりもして、母親同士は大の仲良しに! 私たちにとっては、この時間こそが結婚式の1番の醍醐味だったと言っても過言ではありません。

4.友達みんなを呼べない時の言い訳になる

どんな会にも人数制限があるもので、友達全員を呼ぶわけにはいかないのが現実。だから、呼ばれなくてご機嫌ナナメになっちゃいそうな人に、「本当に小さい式で、親族とか近しい人しか誘っていないの」と言えれば、彼らも納得しやすくなるはず。

5.素の自分でいられる

普段から注目の的になることに慣れていて、感激の涙も堪えられるという人なら、大きな結婚式でも問題ないでしょう。でも、私はというと…式が始まって早々に、メイクが落ちて涙が黒くなるほど大泣きしてしまい、メイクさんが何度も手直しに入らなければならなかったほど。もしあれが100人強の大きな式だったら、ひたすら涙を我慢し続けたか、あるいはボロボロ泣く自分が恥ずかしくて仕方なかったと思います。でも気の知れた人たちの小さなグループの中では、安心して素直な感情が出せました。

6.結婚式のことがしっかりと記憶に残る

あまりに忙しくて結婚式当日のことをあまり覚えていない…という花嫁は多いんです。大きなウェディングをするとなると、プランナーとの最終チェックから、ゲスト11人との挨拶まで全部こなそうとしてしまい、どうしてもただただ楽しむことは難しかったりします。でも小さなウェディングなら、ゲスト全員とおしゃべりしつつ、パートナーと2人きりの特別なひとときを満喫する時間も十分に取れるでしょう。

7.他の方法でもお祝いはできる

盛大な結婚式をしなかったからと言って、遠い親戚や他の友人たちとお祝いの場が持てないわけでは決してありません。私たちの場合は、披露宴の翌日ニューヨークにいる友達を集めて、バーでカジュアルなパーティーを開きました。すごく安上がりだったし、準備も数通のメールで済むほど簡単。また、両家がバンクーバーとメイン州でそれぞれ、親族で集まれる会を企画してくれて、最終的に2カ月かけてウェディングツアーなるものをしながら、各地の大切な知人たちと会ってお祝いすることができました。

ハンナさんの体験談を読んで、小さなウェディングが魅力的に思えてきた人も多いのでは? ぜひ、自分にとって理想的な結婚式をイメージする際の参考にしてみてくださいね。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN US