結婚が破談になることもあるのが人生。だけどそれって、実際どんなとき? 海外の掲示板サイト<Reddit>に、結婚が破談になった人々、あるいはその知り合いから寄せられた衝撃の裏事情を、コスモポリタン イギリス版がまとめました。

※( )内はハンドルネーム

1.グリーンカード(アメリカでの永住権)が目的の結婚だった

「教会の祭壇で、というわけではありませんが、結婚式の2日前に逃げたことがあります。グリーンカードが目的の結婚でした。2回目のデートのとき、彼女があと6カ月でビザが切れると話したので、冗談のつもりで彼女にプロポーズしたんです。その後もデートを続け、お互いを好きになり、例の期限が近づくと、プロポーズが現実味を帯びて来ました。僕が最後の最後に身を引いたのは、お互いにいくつかの点で合意できていなかったからです。ともに生活して、フィアンセでいることは簡単でした。妥協できなかったのは、結婚の誓いそのものである、"お互いに貞節を守る"という点についてです。僕は少なくとも結婚したら、一夫一婦の関係を築きたいと思いました。でも、彼女はそうは思わなかったようです。もし彼女が僕をもっと愛してくれるならいいけど、そうでないなら、単なるルームメイトってこと。彼女には今でも会いたいけど、自分は厄介な事に巻き込まれずに済んだと思ってます。彼女はそのうちきっと僕から逃げただろうし、僕は犯罪に問われることになっていたかもしれないから」Scrappy_Larue

2.浮気相手が妊娠していた

結婚式の数週間前に彼の元を去りました。もっとも私が去ったのは、フィアンセが『仕事で疲れているので、1人の時間が欲しい』と言ったからです。でも実際は、私がいない間に、妊娠した新しいガールフレンドを家に連れ込むためだったんです。それを知ったときのショックは、言葉にできません。結婚式の準備もすでに85%ぐらい完了していました。業者に電話してキャンセルの経緯を説明するときの気分と言ったら…。信じていた人に裏切られ、すべてを失ったような落ち込みは相当なものでした。その後は1カ月以上、両親の元を離れられませんでした。私は、自分の家族と彼の家族、2人の共通の友達にまで、1人で対応しなくてはいけなかったんです。というのも、彼自身はこの状況を誰かに説明する必要をまったく感じていなくて、何もしなければ皆も勝手に察するだろう、くらいに思っていたんです。最悪の災難と言っても言い足りないくらいです。今も回復中(主に経済的に)ですけど、セラピーを受けたことで飛躍的に状態は改善しました。実は元彼は心の問題をたくさん抱えていて、それをすべて隠していたんです。だから、今では私は本当の悲劇を水際で回避したんだって思えるし、前より精神状態は良くなりました。それに、最近はある男性とつきあい始めて、彼が部屋に入ってくるだけで胸がドキドキします。本当に、素晴らしい気分です」falto1

3.プロポーズしていなかった

「僕は結婚式の1カ月前に元フィアンセと別れました。実のところ、僕は1度も彼女にプロポーズしてなくて、実質的に彼女の方から結婚を迫られたんです。ショッピングモールにいるときに、彼女が宝石店で婚約指輪を見たがって…。そのつもりはなかったんですけど、流れで買うことになりました。店員さんに"婚約直後"のポラロイド写真まで撮られました。それから彼女はどんどん僕をコントロールしたがるようになり、僕はとうとう耐え切れなくなって…。別れた後、本来なら結婚式をするはずだった日に、彼女の友達から『ケーキおいしかった』という嫌味なメールが来ました。別のときには元カノが僕のメールをハッキングして、『メールのやりとりしてるその女、誰!?』と聞いてきました。別れる前ならまだ分かるけど、別れた後にですよ? しばらくして今度は、『生理が来ない』とメールしてきました。その1時間後には、『気にしないで』ってメールが…。本当に、別れて正解でした」xavier_grayson

4.結局理由は謎のまま

「友達が、それまで数年間つきあっていた女の子と結婚することになっていました。彼は『彼女、なんかおかしい気がする』って言ってたんですけど、結婚直前でナーバスになってるんだろうと思ってました。

ところが、結婚式の前夜に、友達がやっぱりこれは間違ってるって泣き崩れて。僕らは、助けてやるから大丈夫だと話しました。結婚したくないならしなくていい。だけど、明日の式はそのままやれと。

結婚式当日、花婿である友人は祭壇で待っていました。メキシカン・カトリックの結婚式では、花嫁が入場するまでは、みんな静かに待っているんです。彼は汗ビッショリで、明らかにおかしな様子でした。他の友達も、『あいつ失神でもするんじゃないか』と囁いていた、そのときです。

彼がゆっくりすり足で横に移動し始めました。僕らには、彼が何をしようとしているのかわかりました。外に出ようとしていたんです。参列者の中には気づいている人もいて、息をのむ音がしました。友達は最短距離でドアに近づくと、出て行きました。僕らも後を追いました。

友達はまっすぐ、借りてあったスポーツカーに向かいました。僕らが大声で呼ぶと、あっちも大声で『車に乗れ!』と言ってきたので、乗り込みました。

その後は、ラス・ベガスで数日過ごしました。友達の電話は鳴りっぱなしだったけど、1度も出ていませんでした。

結局、その友達はそれからわずか2週間で軍隊に入り、訓練所に発ちました。花嫁からも、彼女の家族からも、自分の家族の前からも、姿を消してしまったんです。最後に消息を聞いたときは、何度か海外に派遣されて、偵察部隊に入っているということでした。それから数年になりますが、仲間うちの誰もその後のことは聞いていません。花嫁ももちろん、うちのめされていました…。けど、あれからいい人と結婚して、幸せに暮らしていると聞きましたよ」DarkOmen597

5.教会の住所を間違えた

「(教会に向かう途中)GPS46番地と入れたんだけど、実際は64番地だった…MacDerfus

6.異議あり!

「私自身のことではないんですが…教会で神父様が『この2人の結婚に異議のある人はいますか?』と問いかけたら、ある女性が立ち上がってこう言ったんです。『花婿は私の夫なので結婚はできません』って。

わかったことは、異議を申し立てた女性は花婿と結婚していて、離婚しようとしていたけどまだ結論に至っていないという状況でした。つまり花婿は実際に婚姻中だったので、結婚式は中止になりました」linux1970

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US