今月のテーマが「グローバル」ということで、恋愛についても日本人に留まらずグローバルに!といきたいところ。ただ、一生連れ添うことを誓う「結婚」となると国が違えば戸惑うこともたくさんあるよう。
今回は、実際に国際結婚をした日本人女性に「結婚前に聞いておけばよかった!」「聞いておいてよかった」ことを大調査。これから国際結婚をするかもしれないコスモ女子のみなさん、先輩たちの言葉を受け止めて、グローバルな恋愛&結婚へと進んでいきましょう♡
【文化のこと】
1.文化・宗教違い、VISAのこと
アキ(32) ♡ ウズベキスタン人夫(32)
男性/女性名詞がある国で、夫婦でも名字が異なり、その家庭裁判所での手続きが大変でした。子供も息子、娘で苗字が変わるので毎回手続きに時間がかかります。
宗教(イスラム教)についても、事前に聞いてはいましたが、実際に現地に行く際には服装なども厳しく、どの程度なのか詳しくしっかり聞いておくべきだったと思います。また、海外に行く際も主人のみVISAが必要となるケースも多いので、初めて行く国のことは早めに事前調査をしていないと出発までに間に合わない…ということも。
2.海外で生活することの難しさ!
フミ(33) ♡ オーストラリア人夫(43)
知ってはいたけど、ビザを取るのが本当に大変。その後も、家のローンや銀行口座、貯金、法律のこと…日本語でも難しいことを、当たり前だけど英語で行わなきゃいけないので、覚悟しておかないと大変なことに。
3.夫の日本への理解
トモカ(30) ♡ アメリカ人夫(30)
日本語を覚える気が少しでもあるのか?という疑問を彼に確認しておけばよかった。私の家族とは100%完璧なコミュニケーションは取れないし、子供たちに日本語を教えるのも自分だけなので、そんな時、もっと日本や日本語に興味ある人だったらよかったな〜と思うことも。子供ができてからじゃないと私自身も気づけなかったんですけどね。
4.食生活
リョウコ(35) ♡ オーストラリア人夫(36)
聞いておいて良かったことは食について。彼はビーガン(完全菜食)ですが、私自身が食生活を変えられなくても、私を批判しないという考えを事前に確認していた。毎日別々の食事をそれぞれ作っているけど、お互いに受け入れられているので聞いておいて良かったと思う。
【家族のこと】
5.結婚観の違い
カナ(32) ♡ フランス人夫(32)
親世代に伝えておくべきだったのが、日本人とフランス人のカップル間で問題になりがちな「結婚観の違い」のこと。フランスでは、正式な結婚ではない「PACS(連帯市民協約:性別に関係なく,成年に達した2人の個人の間で、安定した持続的共同生活を営むために交わされる契約)」だけして、子作りのステップに入るのは普通のこと。籍を入れてから…と伝統を重んじる日本の親に理解してもらうのが難しく、不満に思われることがありました。彼にも「日本はこんな受け止め方をするよ」と日本の文化を伝えておいても良かったなとも思いました。
6.家族との距離感
サトコ(32) ♡ イギリス 人夫(38)
彼が日本に住む場合、相手が実家に帰る頻度や、お互いの親戚との付き合い、親同士の付き合いなどについて、自分の家族とも話し合うことは大切だったなと思います。自分だけでなく、自分の家族も相手の家族と付き合うことになるという意識は大事。
あとは、イギリスからお義母さんが何週間も私たちの家に泊まりに来るという感覚は、日本ではなかなかないことだと思うので戸惑いました。
【お金のこと】
7.貯金について
ユリコ(30) ♡ アメリカ人夫(30)
私の両親は結婚するときのためにと、貯金をしてくれていたのですが、主人の両親は、彼のための貯金がゼロ。アメリカだと、18歳になると成人とみなされ親から独立していくケースが多いのですが…まさか、子供への貯金がないとは。
8.お金の管理方法
サヤカ(30) ♡ オランダ系カナダ人夫(30)
カナダでは、お金の管理を結婚後も「各自で行う」のが普通。妻がお金のやりくりをし、夫にお小遣い制と言うのは理解してもらえませんでした。
結婚を期に、式のお金やこれからの生活費などをどうするか話し合う機会を持ちました。その後、2人一緒の銀行口座を開設し、そこから各自が必要に応じてお金を使うことに。お互いに信用し合うことが大事だなと感じました。
9.仕事をするかどうか…
エミ(32) ♡ チリ人夫(34)
彼が作家をしていてあまり働かないタイプで、それがすごく困る点。結婚する前にそれをもっと見極めれればよかったなとは思います。仕事するタイプかどうかは本人に聞くこととは違う気もするけど、結婚する前にもう少し冷静になって相手を見極められばよかったかな。
【これからの人生設計】
10.彼の目標や夢
ミカ(29) ♡ 韓国人夫(34)
彼が人生の中で目標にしていることや絶対やりたいことを聞いておけばよかった。聞いておいたら、彼が大きな決断をするときに言ってくれていたことを思い出して、応援することができるから。例えば、子育てが忙しくても「そういえば、これは絶対やりたいって言ってたな…」って相手を尊重できるし。国際恋愛だけじゃないけれど、国が違って背景が全く違うからこそ、同じ未来を見てることが大事なんじゃないかなと思います。今までどうかよりも、これからどうしたいのかを聞いておくと困ったとき、お互い冷静になれる。
11.これから住みたい国や街
アヤコ(36) ♡ ニュージーランド人夫(47)
老後の展望、今後ライフステージが変わるにつれ、住みたい国や街はあるのかなど。例えば子供が生まれたときや親に介護が必要になったとき、引っ越したり帰りたい…という考えはあるのかどうか。
あと子供は何人、どう育てたいか、家購入の展望や理想の結婚式など具体的なこと。でも、結婚する前に細かく聞きすぎているとケンカになることもあるので、タイミングを見計らって、気になることもためらわずに自然な形で聞くのがいいかなと思います。どんなことも2人で乗り越えようという気持ちをもって、その時々で2人で解決していくのもアリだと思います!
12.将来住みたい国と子供の育て方
アイリ(32) ♡ イタリア人夫(41)
今一番迷うのが将来どの国で住むか(どっちの親の近くに住むか)ということ。子供が生まれた場合には子供の教育方法にも繋がることなので。片方の母国であれば、もう1人にとっては家族や友達から離れることになるし。 若い頃は考えなかったけど、歳を重ねるに連れて、簡単では無い事に気気づきました。
彼の出身国や習慣、2人が住んでいる国、家族との関係や子供がいるかどうか…それぞれのカップルの数だけ、苦労することも数多くあるよう。最初にできる範囲で確認しておくのはもちろん、回答には「どんなトラブルがあっても、互いの常識や価値観の違いを踏まえて、諦めずにすりあわせをすることが大切」という声も。こういった出来事を乗り越えていくことができる2人は、絆をより深められるのかもしれませんね。