普段から何気なくやっている習慣が、自分でも気づかぬうちにじわじわとかすかな亀裂に入り込み、2人の関係を壊すことに繋がっているとしたら…?

「彼との関係を終わらせたくない!」と思うあなたのために<marie claire>が、恋愛関係のエキスパートであり、『Sex That Works(効果的なセックス/原題訳)』の著者であるウェンディ・ストルガーさんに、恋をダメにする5つの悪習慣について聞いてきました。

1.デジタルツールに頼りすぎている

ストルガーさんいわく、携帯電話やその他のデジタルツール、それこそが恋人の仲を引き裂く「最低最悪の犯人」なのだとか。「愛する相手に与えられる最高の思いやりとは、注意を向けてあげること。話を聞いてもらっているという感覚は、愛されている実感ととてもよく似ています。ひっきりなしに入るメールや通知に気を取られていては、テーブルをはさんで座る恋人に、大事に思っていないというメッセージを送っているのと同じことなんです」。離れた場所にいる時に、彼に愛をこめたメッセージを送っているのなら、目の前にいる時にも、ちゃんと愛のこもった態度で接しましょう!

2.会話のしかたを知らなすぎる

メールをどれだけ打っても、SnapchatやInstagramを通じていくつ画像を送っても、対面で交わす"正真正銘の会話"にはかなわないそう。「心でつながり合う関係は、簡略化されたコミュニケーションツールに収まりきるものではありません。画面上のやり取りだけだと、誤解し合うことも多いでしょう。傷つけ合うことやぶつかり合うことは避けられるかもしれませんが、本来そういうものから本当の会話は生まれるはずです」とストルガーさん。「今、多くのカップルが、距離を縮めるための会話のスキルを失っています。でも、人生でもっとも親密な関係とは、本当の自分をさらけ出す、あの心細くてたまらない瞬間を積み重ねることで築かれるもの。面と向かって感情を表すことで、ともに成長できるのです」。そんなの怖すぎる!と思うかもしれないけれど、がんばってみる価値はありそうですよね。

3.「もっと新しい人」や、「もっといい人」を探しすぎ

2人の関係のあり方ではなく、相手の悪いところだけに目を向けていませんか? ストルガーさんはそれを「片足はドアの外」症候群と呼んでいるそう。「悲しいけれど、片足をドアの外に置き続けていては、2人の関係の可能性をきちんと知ることはできません。2人で1つのものをいっしょに作り上げようと一生懸命になれたとき、それはこれまでとまったく違うレベルの経験になるはずです」。

4.ソーシャルメディアにアップされる、楽しそうなカップルたちに注目しすぎ

これこそ今すぐやめるべき習慣! 「カップルたちの幸せそうな画像は、リアルな生活を写したものではありません。でもそういうものを見れば、他の人たちがみんな、とてもいい恋愛をしているように思いがち。自分たちよりずっといい恋愛をしているような気がしてしまうものなのです」。自分の恋愛と他人の恋愛を比較しても毒になるだけ。すぐにやめましょう。

5.ときめきを失くしすぎ

「つまり、セックスのことです。セックスも、日々の生活のなかで大切にしている衛生習慣と同じように扱ってください」とストルガーさん。「セックスの必要性について自分自身で責任を持ち、どうしたらおたがいに満たし合えるか、進んで学んでいきましょう。セックスは2人の絆を強くする最強の仕掛けなのですから」。ごもっとも!

さあ、これらの悪い習慣は今すぐ捨てて、"リアルな恋愛関係"を築きはじめませんか?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:中尾眞樹(Office Miyazaki Inc.)

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