失恋の痛みは誰でもきっと経験したことがあるはず。でも、そこからの立ち直り方は人それぞれ。コスモポリタン フィリピン版では、男女11人が失恋の悲しみから抜け出すために試した、ちょっと風変わりな方法をインタビューしてみました! 

まさに今、そんな悲しみの真っ只中にいるというあなた。もしかしたら、その傷ついた心の特効薬が見つかるかも!?

1「『彼の欠点を片っ端から思い出してみれば、きっと忘れられるわよ』と母親に言われました。なので、彼に冷たい言葉を浴びせられた際のメールのスクリーンショットを撮り、それを読み返しては、彼がどれだけ私をむげに扱ってきたかを思い返しました。そのおかげで、今までの元彼と比べて断然早くふっ切ることができました」(マリー/23歳)

2「僕が失恋した時は、『なんで僕がこんな目に!』って天に向かって大声で叫びました。自分の現状を思うたびに、部屋にある鏡に映る自分に向かって、泣きながら話しかけることで少し救われましたね。誰かに話を聞いて欲しくて…でも、相談した相手にキツイ言葉を言われるのも怖くて、誰にも話せませんでしたから。鏡の前で泣けば、誰にも咎められることもないし、痛みを共有してくれるもう1人の自分がいるみたいで安心しました」(アントン/35歳)

3「『習慣を定着させるのも、やめるのも、21日でできる』という説を耳にして、元彼と話すのをやめると自分自身に約束してから、経過した日数を数えていくのが私にとってはすごく効果的でした。約束を守れた日は、1日また1日とカレンダーに×をつけていくんです。そして21日が経った時、そこに描かれた×マークが象徴する、自分の進歩と達成感に励まされて、過去を捨てて前進できました」(パトリス/33歳)

4「異性の友達と仲良くなり、あくまでプラトニックな関係をキープして、かつてしていたような淡いデートや楽しい時間を一緒に過ごすんです。相手がシングルでも交際相手がいる人でも構いませんが、交際相手がいる人の場合は、その彼氏や彼女がやきもき焼きじゃないかどうかだけ注意してください。僕が数年前に失恋した時も、そういう女友達がいました。彼女には彼氏がいましたが、忙し過ぎて彼女と過ごす時間が全然なかったみたいで、幸い彼も僕とのことを了承してくれていたので。その女友達と一緒に過ごした時間のおかげで、心の痛みが少しは緩和されました」(イアン/38歳)

5「私が失恋した時、ちょうど大好きな作家さんがいて、彼の小説を片っ端から集めて読んでいました。そのうちの一冊を毎日1ページずつ読み進めて、そこに書かれたメッセージを受け止めていくうちに、だんだんと傷が癒されていきました。また、毎日日記に自分の気持ちを記録していくことによって消化できたこともたくさんありました」(アビー/34歳)

6「私は重い心を柔術道場へと持って行きました。時間を見つけては柔術に明け暮れ、苛立ちを発散して平常心を保てるようにしました。自分の感情も身体も、すべてを自制するのに柔術はとても効果的でした。試合にも出場し、自尊心を高めるよう努めました。チームメイトがいつも側にいてくれて、世の中楽しいこともたくさんあるよと、私を励まし続けてくれたことにも救われました」(キャット/25歳)

7「失恋してから先に進もうとはしていましたが、何かが常に足りない気がして…。だから、いとこたちがフィリピンのシアルガオ島に遊びに行こうと誘ってくれた時、そのチャンスに飛びつきました。2週間ノンストップでサーフィンをし、旅行から帰って来てからもサーフィンは続けました。今ではサーフィン歴7年で、決して上手くはありませんが、毎日元気でいられます。あの失恋の後にサーフィンに出会い、自然をより深く楽しめる、有意義で新しい人生へと導いてもらえたような気がします」(アダム/30歳)

8「大学2年生の時、大失恋をしました。そこで自尊心を高めるために、かつ、わざと足が痛くなるように、ヒールを履くことにしたんです。そうすれば、痛む心の代わりに、痛む足に意識が向くだろうと思って」(ジェム/25歳)

9「ヨーロッパに行って、公園のベンチに座っていたイケメンの隣に座り、彼に話しかけられるのを期待して待ちました。幸い1分足らずで声をかけてくれました。まったく知らない場所で、知らない人と繋がったり、注目してもらえたりすることで、『自分はちっぽけな存在なんかじゃないし、透明人間でもないんだ』と、思い出すことができました」(ジョーンズ/32歳)

10「片思いの相手に告白して、あっさりフラれてしまい、帰宅してベッドに座ってひとしきり泣きじゃくっていました。すると、わが家の猫がやってきて、ベッドの上に跳び乗ると、私の顔を心配そうに覗き込んできたんです。私も彼女の目を見つめ、『心の痛みを取り除いて』と頼みました。そして、彼女はその通りにしてくれました。一目で私の状況を察した彼女は、側にいてずっと私を慰めてくれたんです。その時だけでなく、私が疲れている時も、病気の時も、いつもそうしてくれました。愛しい愛猫との関係は、かれこれもう10年目になろうとしています」(エネ/46歳)

11「僕は彼の浮気相手でした。彼は恋人より僕のほうを愛していると言いながらも、当時のパートナーとは別れてくれませんでした。解決されないままの疑問が山のようにありましたが、とにかく先へ進むために、彼との最後の夜のことを脚本にしたためて、それを後々映画にしました。また、ある時は別の男友達に7年間片思いをしていたのですが、断られるのが怖くて自分の想いを言えずにいました。その時も、彼との思い出や伝えたかった思いを込めた、1本の映画を作りました。さらに、彼への片思いを忘れるために行った旅行先で、ステキな男性に出会いました。でも、なんと彼にも彼氏がいることが後々判明し…。もちろん、それも映画にしましたよ。恋や愛は儚いですけど、映画は永遠に残りますからね」(リュシアン/28歳)

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN PH