男性陣の避妊に関する知識は、せいぜいコンドームの使用期限程度…。

コスモポリタン アメリカ版とThe National Campaign to Prevent Teen and Unplanned Pregnancy10代を無計画な妊娠から守る全米キャンペーン)が、20歳から39歳までの男性1,200人以上を対象に調査したところ、避妊がパートナーとの間でよく話題になると答えたのは3分の1以下だったそう。でも、だからといって彼らは避妊について知りたくないわけではないよう。

ここでは、女性が避妊について不安に感じがちな6つの点に関する、男性たちの本音を紹介していきます。

1.「コンドームつけて」は、彼を萎えさせちゃう?

調査によると、避妊の話題は性欲を失せさせる重大な要因ではないのだとか。70パーセントの男性が、元カレの話よりむしろ避妊の話を好むという結果に。また66パーセントが、性交渉の前に避妊の話をする女性を「ちゃんとしている」と感じるそう。

セックスセラピストで『She Comes First(彼女を先にイカせる/原題)』の著者イアン・カーナー博士は、こうアドバイスしています。「男性はパートナーを喜ばせることにプライドを持っています。だから彼氏に『避妊できているという安心感があると、セックスをもっと楽しめる』と言えばいいんです」。そこで、こんな風にしてほしいことを具体的に言ってみてはどうでしょう?「ねえ、あなたってすっごく●●(形容詞)ね。あなたの●●(体の部分)大好きよ。あなたと●●(動詞)をしたいけど、コンドームを使ってくれないと楽しめないの」

2.コンドームを携帯したら、遊び慣れてると思われちゃう?

78パーセントの男性が、コンドームを差し出す女の子に敬意を感じる、あるいは全く気にしないと回答しているそう。「避妊具を持ってる子は、自分で自分の幸せを守れるってこと。すぐ寝る女だなんて思わないよ。逆に魅力的だと思う男が多いんじゃないかな」と語るのは、調査に参加したハンター・モランさん(23歳)。つまり、自信を持って携帯すれば、たいした問題ではなくなるということ。

「コンドームを議論の対象ではなく、既定条件として考えて」と話すのは、セックスと恋愛のエキスパートで、ラジオ番組『Sex With Emily(エミリーのセックス講座)』のパーソナリティを務めるエミリー・モース氏。「私なんてこう言ってるのよ。 "コンドーム2つ持ってるの、どっちがいい?"って」

3.彼は、「コンドームを使うとセックスが気持ちよくなくなる」と思ってる?

これはちょっと複雑な結果に。コンドームは、52パーセントが大嫌いと答えた一方で、男性が最も好んで使う避妊方法でもあるよう。そして80パーセントが、セックスしないよりも、コンドームをつけてする方を選ぶそう。でも残念なのは42パーセントが、彼女が言い出さなければ自分でコンドームを持っていても使わないと告白したこと。モース氏は、「今はコンドームにもいろんな種類があるので、一緒に買いに行って、初めて試す行為で使ってみて。プレイによってコンドームの種類を変えると、実験みたいで楽しめるわ」とアドバイス。

4.彼は、避妊にかかる費用は女が負担すべきと思ってる?

男性の3分の2が、カップルで半々に負担するべきと考えているよう。でも実際にそうしていると答えたのはわずか13パーセント。だから、女性が勇気を出して彼にお願いしてみる必要がありそう。「『僕』でなく『僕たち』と考えるようになった関係なら、避妊費用を折半するのは当然」と話すのは、調査に参加したアンドルー・ウィットリングさん(24歳)。彼にも自分にも、支払う責任があると思えるといいでしょう。

5.彼は、計画外の妊娠を最も恐れてる?

60パーセント以上の男性が、相手を妊娠させることより性感染症が心配と答えたのだとか。「男は性感染症が怖いんです。なぜなら、それに関する知識がほとんどないから」と語るのは、コスモポリタン アメリカ版の男性コラムニスト、ローガン・ヒル氏。それでも、「妊娠を女性だけの問題と捉えるのは恥ずべきこと」と多くの男性は思っているそう。「妊娠したくないの」より「2人の健康を守りたいから」と言ってコンドームを勧めた方がよさそう。

6.彼は、そもそも避妊の話なんか聞きたくないと思ってる?

これには半数近くが、「もっと知りたがっている」という結果に。「多くの男性が、避妊の仕組みに興味を持つと思うわ」とモース氏。たとえば(銅付加型の)避妊リングを使っている場合、ダイレクトに「避妊リングを入れてるの」と言うのではなく、「銅イオンが精子の尾に作用して、体内を泳げなくするのよ」と話してみるのがよさそう。それによる副作用(銅が子宮に炎症を起こして、月経痛を重くしているなど)も理解できれば、きっと彼らは優しくサポートしてくれるはず。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Yuko Oguma

COSMOPOLITAN US