性的興奮が1日に何度も!?「持続性性喚起症候群」って?

セックス依存症や色情症とはまったく異なる病気らしい。

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持続性性喚起症候群Persistent Genital Arousal Disorder、略してPGAD)」とは、日常生活に支障がでるほどの頻度で突発的かつ持続的に性的欲求が発生する病気のこと。

医学的に「病気」として認知されたのは2001年らしく、まだ広く知られていないのが現状のよう。そんなPGADについてのレポートを、コスモポリタン イギリス版から。

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PGADはセックス依存症や色情症と混同されることが多いものの、実はまったく異なる病気なのだとか。性的な要素が皆無の環境でも性欲が高まり、1日に10100回もオーガズムに達する場合もあるため、普通の生活を送ることが困難になる人も多いとのこと。

投稿サイト<reddit>のユーザーであるamm3490さん(当時22歳)は、オンライン上のフォーラムにPGADと共に生きるツラさを告白。彼女は8歳のときに偶然ポルノを見てしまって以降性的興奮を感じるようになり、その後シャワーヘッドでの自慰行為もおぼえたらしい。「性的刺激の有無にかかわらず性的興奮を感じるのが、ごく日常的なことになりました」と、当時を振り返る。

10代前半のころから、12030回もオーガズムに達していた彼女。「例えば家でテレビを見ていても、学校にいても、レストランにいても、いつでもどこでもアソコを触りたい"という欲求がありました。家族と一緒にいる同じ部屋でそっとしたこともあります」。

まだ少女だったにも関わらず、こんなツラい経験も。10代半ばのある夜、あまりに強い性的興奮をおぼえたため、激しく自慰行為をしてしまった結果…クリトリスは出血寸前まで腫れあがり、何も感じない状態に。にもかかわらず性欲は数時間収まらず、その日は一睡もできなかったという。

「授業中に机に座っているのは本当に苦痛でした。常に欲求不満だったので、セックス体験がないにもかかわらず、自分は性欲過剰な色情症だと思っていました」と彼女は語る。

セックスで性的欲求が満たされることはありませんでした。

初体験後、性生活の影響なのか少し落ち着いた時期もあったという彼女。しかし症状は復活し、別の問題も発生。「彼氏たちが(私が求めるレベルで)セックスが持続できないことを恥じるようになったんです。それだけでなく、彼らとのセックスで私が満足することはありませんでした。当時、セックスすることさえもツラかった」。

10代のときに「パニック障害」と診断されカウンセリングを受けていたけれど、心理療法士に抑えきれないほどの性的欲求"について話したのは20代になってから。後にPGADと診断され、「(こういった症状は)私だけじゃなかったんだと知り、本当にほっとしました」と語る。

そして医師は、彼女に性的興奮を抑える薬を処方。「薬は効果がありました。薬によってPGADの症状がなくなるわけではないけれど、症状が現れたときに対処できる程度におさえることはできるんです。調べてみると、私の症状はこの病気の患者の中では比較的マイルドな方のようです」。

そう明るく語るものの、ツラい症状であることに変わりはないはず。「今でも症状と闘っているし、自分で自分をレイプしているような苦しさを感じています」。

【医学的な見地から】

コスモポリタン イギリス版は、まだ認知度が低いこの病気について、専門看護士の指導員であり、「Samedaydoctor」の性心理学および恋愛セラピストであるサラ・アルバート氏に質問。下記はその内容をまとめたもの。

1たくさんの女性たちがこの症状に悩んでいるが、正確な患者数は分かっていないのが現状。理由は世間体や周りへの影響を恐れ、彼女たちが誰にも言わずに1人で悩んでいるケースが多いため。

2かつてこの病気は英語で「Persistent Sexual Arousal SyndromePSAS)」と呼ばれていたが、発症原因は「Sexual(性的)」な環境や条件ではないため、「Genital(性器の)」という言葉が使われるようになった。

3意思に反して容赦なく性器が喚起する病気であり、患者本人が興奮をコントロールすることは不可能。

4.患者によって症状は異なり、発症期間は数週間~数カ月の人もいれば、長期にわたって持続する人もいる。

5オーガズムに達する場合、達することなく終わる場合の両方がある。たとえオーガズムに達しても、性的興奮がおさまらないこともある。また、オーガズムに達することで興奮状態から一時的に解放されることもある。

6性器の腫れ、傷による痛みの症例はよく見受けられる。これは絶え間なく起る興奮状態からの解放を求めて自慰行為をすることによるもの。

7この症状により、仕事や通常の社会生活が困難になる人もいる。社会から孤立してしまうことから、うつや神経症などを引き起こす場合もある。

8セックスすることにより患者が苦痛から解放されることもあるが、逆により強い性的興奮の引き金になるために一切のセックス行為を避ける人もいる。

9例えば洋服を着ているときの布のこすれや、公共交通機関で移動しているときの揺れなど、ほんの些細なことがきっかけで性的興奮が起ることがある。

10認知行動療法などを含む心理療法士による治療により、患者は性的興奮の引き金になる行動を避けたり、症状を把握することができたりするようになるため、苦痛の緩和につながることもある。また気晴らしの方法を体得し、ストレスや心配をためないことも大切である。

症状に心当たりがある方は、専門家への相談をお勧めします。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN UK

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