「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」。かつてチャップリンがこう言っていたけれど、まさにこの言葉を体現するような男子7人の失恋エピソードを、コスモポリタン アメリカ版から。

誰しも恋をすると空回りしてしまうもの。本人の立場を思うとかわいそうなんだけど…でもつい笑っちゃうエピソードの数々に、思わずほっこりしちゃうかも。

1「恥ずかしい話ですけど…10代の頃、ある女の子に片思いをしていました。僕たちは親友のように仲が良かったのに、彼女には彼氏がいたんです。よくあるラブコメ映画の設定そのままでした。でも僕は、彼女は僕の運命の相手だって確信していました。そんなある日、彼女が例の彼氏と別れたという話を聞きつけ…映画みたいに、花束を持って彼女の自宅に行くことにしたんです。今考えると、バカな選択をしたなと思うんですけど。結果、彼女には『失恋した隙を狙って来るなんて最低!』とものすごく怒られ、数カ月間口を聞いてもらえませんでした。今でも友達ではありますけど…あれはもう…絶対やっちゃダメなやつですね」(ディラン/28歳)

2「ある夏、好きな女の子と一緒に仕事がしたくて、子供のサマーキャンプのカウンセラーの仕事を引き受けたことがありました。ただ、実は僕、子どもが大の苦手なんです。しかも彼女は体調を崩してひと夏不在となり、僕は8週間子どもたちと缶詰生活をするハメに…。その後職場に戻って来た彼女には、結局声をかける勇気すら出ませんでした」(コリー/26歳)

3「ある夜、バーで絶世の美女と話す機会が。お互いにいい感じで、間違いなく上手くいくと思ったんです。彼女は、『友達が後で合流することになっているの』と言ってたんですが、そんなことはまったく問題ないと思っていました。でも、なんとその"友達"というのが僕の元カノで、その夜は苦い思い出に終わる結果に…。言わずもがな、僕は1人で帰宅し、彼女は僕のメールに一度も返信してくれることはありませんでした」(ブレット/27歳)

4「ある時、休暇中にプールに遊びに行きました。当時15歳くらいだったと思います。すると、近くに聖書を読んでいるすごく可愛い女の子を見つけて、『へぇ、聖書読んでるの?』と声をかけに行ったんです。あとで分かったのですが、彼女はどうやら10歳くらい年上で、その後イエスキリストについて延々と説かれる羽目に。『もう行かなきゃ』とウソをついてその場から逃げ出すだけで必死でした。今でも思い出すだけで、肩がすくみます」(ガレット/28歳)

5「昔の同級生をFacebookで見つけて、メッセージを送ってみたんです。本当に、ごく自然に話しかけただけのつもりだったのに…軽くデートに誘うと速攻ブロックされました」(クリス/27歳)

6「中学生の頃、お小遣いを全部はたいて好きな女の子にアクセサリーを買いました。きっと喜んでくれるに違いないと思って。なのに、彼女は友達が大勢いる前で、大笑いしたんです。周りが言った通り、お小遣いで買うのはビデオゲームにすればよかった…」(マット/27歳)

7「ある時、会社の同僚をデートに誘いました。正確に言えば、"デートに誘ったつもり"でした。本当に軽い感じで、仕事が終わってから会社の近くのカジュアルなレストランで1~2杯…みたいな。その日は上手く進み、特別ロマンチックにもエッチな雰囲気にもならず、でもお互い楽しい時間を過ごしました。翌週、そしてそのまた翌週も2人で出かけました。その時も同様、特別そういう雰囲気にはならなかったので、僕は彼女がゆっくり進めたい派なんだろうと思っていました。でも、4度目にはさすがにキスくらいはしようと考えていました。なので、4度目のデートの終わりに僕からキスしようとしたのですが、彼女に拒否されてしまい…。その時初めて彼女は、何が起きているのか理解したようでした。どうやらずっと、ただの友達として一緒に過ごしていたみたいです。つまり、僕は同僚と約1カ月もの間、振られる前提でデート(みたいなもの)を重ねてたっていう…。その後僕は、部署異動させてもらえるよう会社に頼みました。まぁ、彼女もいい子だったので、誰にも話さずにいてくれましたけどね」(トラヴィス/29歳)

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN US