コスモポリタン アメリカ版の男性ライターが、女子の悩みに本音で答える相談コーナー。今回は、セックスのときに彼の前でイったフリをしたものの、嘘をついたことへの罪悪感に悩んでいる…という女性から。

Q. 彼とは2年の付き合いになります。私は挿入だけではなかなかイケない体質のようで、そのことは彼にも話していました。でも彼は、頑張ればそのうち私がオーガズムに達することができると信じ、ずっと努力してくれてたんです。それでもなかなかうまくいかず、彼も自分の力不足だと感じ始めたり、お互いにセックス自体が楽しめなくなってきて、何度か途中でやめてしまったこともあります。

このままでは良くない、なんとか改善しなきゃ…そう思った私は、ある日彼の前でイッたフリをしてしまいました。彼はそれをすっかり信じ込み、私をオーガズムに導けたのは自分だけだと喜んでいます。でも私は、そのことにすごく罪悪感を抱き始めてしまって…。もちろんこれは自分のためについた嘘ではなく、彼のためについた嘘です。だけどイッたフリを続ければ続けるほど、打ち明けるのが難しくなりますよね。彼に自信を失って欲しくなかっただけなんですが、今となっては、どうしたらいいのか迷っています。このまま嘘をつき続けるべきか、それとも本当のことを打ち明けるべきなんでしょうか。

A. 人生の多くの場合もそうですが、ベッドでは特に、言葉にしないと思いは通じません。本音を言わなければ伝わらないんです。彼にどうして欲しいのか、どうあって欲しいのか、それを言葉で伝えない限りいつまでも不満は解消できないと思います。

ただ、あなたの不安も理解できます。だって男には、多かれ少なかれ征服欲や達成感を味わいたいという欲望がありますからね。女性をイカせることができた、というのも達成感のひとつだと思います。でもこれは男性側だけの話ではないし、彼さえ達成感を手に入れられればOKという話でもないでしょう。

あなたが嘘をついた気持ちは、よくわかります。だからこそ本当のことを言ってもいい、いや、言うべきだと僕は思います。彼のことを傷つけたくなかったから、彼を喜ばせたかったから嘘をついたということ、でも今となってはそれを後悔しているということ。それらも含めて全部打ち明けましょう。それから、挿入だけでオーガズムを得られないのは彼のせいじゃない、という点もちゃんと説明することが重要です。

なぜなら、女性のオーガズムに関して男は本当に知識が乏しいというか…全然理解してなかったりするんですよね。だから、彼は何にも知らないという前提で、改めて教えた方がいいと思います。きちんと説明すれば、世の中には挿入だけではイケない女性のほうが多くて、でもそれは男女のどちらかに問題があるわけではない、ということがわかるはずです。

もし本当のことを打ち明けて彼が落ち込むようなら、きちんと「あなたの魅力が足りないからでも、テクが足りないからでもない」と説明してあげましょう。女性は必ずしも、毎回オーガズムを得られるわけではありません。オーガズムを得るためには、指やローターなどによるクリトリスへの刺激が必要だったりすることもあります。そして何より、女性が必要としているのは、ちゃんと話を聞いてくれる男性です。オーガズムに達っすることばかりを目標にせず、どうしたらあなたが気持ちよく感じるのか、しっかりと向き合ってくれる男性…彼にそういう存在であって欲しいのなら、やっぱり正直に本当のことを話すべきだと私は思います。じゃないと彼はずっと勘違いしたまま、同じことを続けてしまうでしょう。それは、お互いにとっても良くないことなんじゃないでしょうか?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

COSMOPOLITAN US