「ケンカ下手」なカップルが大切にすべきこと

正直に気持ちを伝えることを恐れると、お互いをより傷つけあうことに…。

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カップルにケンカはつきもの。でも言葉で表現するのが下手だったり、相手に嫌われるのを恐れて言いたいことを飲みこんでしまったり…。小さな積み重ねが原因で関係を悪化させてしまうことも。

女性コメディアンであり、ポッドキャスト・パーソナリティーとしても活躍するニッキ・グラサーが、コスモポリタン アメリカ版に自身の経験を語っています。

私は彼と正面から向き合うのを恐れていたんだと思う。

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彼と私はケンカが下手。3年前に付き合いはじめたときよりはマシになったけど、それでもこれまでに2回別れているし、ケンカをしてもいつもスッキリしなかった。大声をあげてわめいたり、ドアをピシャリと閉めたり、花瓶を何個も割ったりするような大ゲンカをしたいといつも思っていた。でも私は互いをぶつけ合うようなケンカが得意じゃない。口汚くののしり合うようなケンカは悲惨なものでしかないと思うし、花瓶も1個しか持っていないしね。

きっと私は彼と正面から向き合うのを恐れていたんだと思う。「彼に捨てられたらどうしよう」という気持ちがすべての発端だとカウンセラーは分析しているけど、確かに私は捨てられるのが怖かった。私が彼に腹を立てたら、きっと彼はこう言うはず。「僕の何気ないふるまいが君の気分を害するのだったら、一緒にいる意味なんてないね。別れよう」。そして私を捨てて出ていってしまう…。私はいつもこんな風に考え、本音で向き合うことができなかった。

その後少しずつだけど、自分に自信が持てるようになり、彼に自分の思いを伝えることができるようになったの。彼が私をからかったり、怒らせたりしたら、「謝って」と今は言える。でも以前は言えなかった。「こんなこと大したことじゃない」と自分に言い聞かせてその場をおさめ、でもポッドキャストで全部ぶちまけていた。もしくは、今考えるとかなり重症なのだけど、彼をもっともっと愛することで帳消しになると思っていた。彼を愛せばそれだけ、彼に腹がたたないはず…それしか解決法はないんだ、って。

でも2人の関係は改善しなかった。彼も私への怒りをうまく表現することができない人だけど、彼にはこういったことをアドバイスしてくれるカウンセラーがいない。これからは私がちゃんと言わなきゃって思ってる。

こんな状態じゃずっとセックスレスだし、まるで幽霊と暮らしているようなもの。彼は「そこにいる」けど、絶対私に触れようとはしないのだから。

以前の私はポッドキャストで彼の文句を言いまくったかと思えば、逆に本心とは真逆のラブラブなメールを送ったりしていたけど、彼は私に腹を立てているときはいつも彼の最大の武器"である「サイレント・トリートメント」で攻めてきた。「トリートメント」なんていうと、まるでスパにある1メニューみたいで、癒されそうでしょ?(でも全然違う…)

とあるスパにて:

スパの受付「『サイレント・トリートメント』をマッサージに追加しますか?」

私「なんだか気持ちよさそうだけど、それって何をしてくれる施術なの?」

スパの受付「たった60ドルの追加料金で受けられるんですよ! セラピストのジュリオがあなたと一緒に寝そべります。そしてあなたにただ黙って背を向け、携帯をスクロールしながら大きなため息を何度もついてくれるんです。ため息があまりに大きいので、あなたは彼が眠っていないことは分かるのですが、彼は絶対あなたに話しかけません。施術は20分間、またはあなたが泣きながら眠るまでのどちらかを選択できます」

「サイレント・トリートメント」、つまり「沈黙&ため息攻撃」はどちらかといえば女性の戦術だと思っていたけど、今じゃ男性もこの戦術を使うし、しかもすごく上手で効果的だから困ってしまう。とにかくヒドイ気分になるし、精神的虐待の1つだと思う。でもずっとサイレント(沈黙)"というわけではなく、何時間かに1度、1言だけの返事が返ってきたりもする。でもこんな状況に耐えきれなくなり、いつも私の方から爆発してしまう。

私「どうして黙ってるのよ!」

彼「今、君と話してるじゃないか」

私「1日中黙ってたじゃない!」

彼「今オレが何してるか分からない? 君と話してるじゃないか!」

…沈黙…

こんなとき、「無視されつづけている女性のための救済センター」みたいなものがあったらなあ、といつも思ってた。彼の「だんまり&ため息攻撃」中に、私が逃げ込める場所。いつもは彼がテレビを見ているときに、そっと部屋を抜け出して(でもたぶん彼は気づいてるはず)車の中で時間をつぶしていたけど、「女性救済センター」があれば誰かに話を聞いてもらえるのに、って…。

でも、もう大丈夫。私にはもう「女性救済センター」は必要なくなった。私たちはやっと互いに向き合い、真正面からケンカすることができるようになったから。だからこれからも2人でやっていける。今でもまだ正直に気持ちをぶつけるのは怖いけど、まるで虐待し合っていたかのような以前の関係には絶対に戻らないと決めている。険悪な気持ちになったときはいつも、2人で食事をするの。すごーくたくさん、超満腹になるまで食べて、仲直りのセックスができないぐらいまで食べる。ちょっと前までは、お互い背中を向けて携帯いじりながらため息ついてたけど、今の方がずっといいわ。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation宮田華子

COSMOPOLITAN US

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