セックスにまつわる研究においては、男性よりも女性の方にメリットがある…というケースが稀な中、コスモポリタン アメリカ版からこんなニュースが。

50代後半~80代中盤の男性は、セックスを頻繁に行うと心臓発作のリスクが高まる、という研究結果が出たもよう。逆に女性は、リスクはおろか、年を重ねながら気持ちいいセックスを楽しめる人ほど、血圧が上がりにくい傾向にあるんだとか。

オンライン新聞<Guardian>によると、セックスが高齢者の健康にもたらす影響に関する最新データを、世界で最初にこの分野の調査を行ってきた米ミシガン大学の研究チームが発表したとのこと。実験の参加者は、2,200人以上の5785歳の人たち。

実験の参加者から研究チームが導き出した結果は、定期的にセックスをしていない男性と比べ、週に1回以上セックスをしている50代後半~80代前半の男性は、向こう5年で心臓発作やその他の心血管疾患にかかるリスクが2になる、というもの。しかも、セックスを"楽しんだ"男性ほど心臓病にかかる傾向が高く、健康が脅かされやすいとのこと。

同研究を率いた社会学者のフイ・リュー教授は、男性がセックスにより心臓病にかかりやすくなる理由として、「オーガズムに到達するためにがんばる際、若い男性よりも疲弊しやすいからかもしれません」と<Guardian>に解説。確かにそれが理由なら、"セックスを楽しめた人ほど心血管疾患にかかるリスクが増す"というのも筋が通る話。また、バイアグラのような性感を促進する薬用品が高齢者男性の心臓に危害を及ぼしている可能性も。

反対に50代中盤~80代前半の女性は、定期的な"良いセックス"からメリットを得やすいよう。男性と比べて女性には真逆の効果が期待でき、血圧の上昇を抑えたり、将来的な心臓病のリスクを軽減したりするとのこと。

ならば、高齢者同士のカップルは一体どうすれば良いの? 残念ながら同研究は特に解決策を打ち出してはいないけれど、5785歳くらいの男性とセックスする人は、この情報を頭の片隅に入れておいたほうがいいかも。ベッドに入るときは、激しくなりすぎないよう気をつけて。"心臓発作を心配しながらのセックス"と聞くと、あんまりロマンチックとは言えないだろうけど…。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN US