愛しあっているときには、どこをどう触ろうとも(相手が喜べば)全然OK。けれど感じ方が人や部位によって違うのは確か。彼は一体、どこをどう触られるとムラムラするの?

「男性の体にはホットスポットともいうべき、とても敏感な神経の集まっているところがあって、そこを刺激するとたちまちエンジン全開になるはずです」と語るのは、ロサンゼルスで活躍する臨床性科学者で『The Complete Idiot's Guide to Sensual Massage(だれでもできる性感マッサージ・ガイド)』の著者、パティ・ブリトン博士。そこでコスモポリタン アメリカ版が性の専門家たちに、攻略すべきおすすめの12のスポットを聞いてみました。


【INDEX】

  1. Vライン
  2. 下唇のすぐ下
  3. 首の前面
  4. 乳首
  5. くるぶし下のへこみ
  6. 会陰
  7. さお部分
  8. 亀頭
  9. 袋の縫い目
  10. 裏スジ(陰茎小帯)
  11. 耳たぶ

1.Vライン

実はVゾーンは男性の快感の宝庫。さらに、臨床性科学者でサイコセラピストのクリスティ・オーヴァーストリートさんによると、ここを刺激するあなたの姿を見せることでも、彼を簡単にムラムラさせることができるそう。

おすすめの方法:

彼にあお向けに寝てもらって、彼があなたの頭のてっぺんを見られるくらいの位置にまたがります。おへそから始めて、指と爪で彼の「繁み」のアウトラインを、脚のつけ根の直前まで撫でてみましょう。次に同じルートを今度は舌でたどって、ペニスのすぐ上までのVの形をなぞります。これを、彼がもう我慢できなくなるまで続けてみて。

2.下唇のすぐ下

下唇とあごの間のスポットで、ニキビなんかもできやすいところ。実はここも性感帯なのです! 『愛を永遠にするシークレット・テクニック(The Great Lover Playbook)』の著者で性教育専門家のルー・パジェットさんによると、デリケートにカーブしたこの部分に繊細な神経が集まっているのが発見されたのだそう。

おすすめの方法:

彼の下唇を口の中にくわえて、舌先でこのエリアを撫でてみましょう。「この動きで全部の性感帯を目覚めさせることになるの。彼はムラッとするわよ」とパジェットさん。

「その上、下唇を口に含まれることで、彼のあそこに向かって電流がビリっと走るみたいになるはず」。

3.首の前面

男性ののどぼとけが性感帯だと考えたことのある人は少ないのでは? のどぼとけのすぐ下には甲状腺があって、それが性器と密につながっている、という漢方医学の考え方があるそう。タオ(道教)の世界的権威で『Sexual Reflexology(セクシャル・リフレクソロジー)』の著者マンタク・チア(謝明徳)師のおすすめスポットがここ。

おすすめの方法:

彼にあお向けで寝てもらい、のどぼとけを吸います(吸血鬼みたいにならないよう注意!)。舌は平らにして、あまり圧力をかけないように軽く触れる感じで。大きな円を描いてマッサージすることで、彼の甲状腺を刺激できるそう。

4.乳首

男性の乳首も女性のものと基本的に変わらないけれど、あまり触られる機会がないだけに、男性の方が敏感なのだそう。「男性にとって乳首は未開の地、まだ知らない性感帯なの」とブリトン博士。

「ここを触ると快感の衝撃波が彼の体に広がるわよ」。

おすすめの方法:

ブリトン博士のおすすめは、彼に寝てもらって、ゆっくりと舌で乳輪のあたりを舐めること。内側に向かって、でも乳首には触らないように。だんだん近づいていって舌で乳首にタッチ、次にそっと優しく噛む…。博士によると「男性はそんなふうに徐々にテンションが高まるのが好き。だから最後にちょっと強めに噛むことも怖れないで」。さらにスパイスを加えたければ、氷をひとかけ口に含んでおくのもいいそう。

5.くるぶし下のへこみ

いつも新しい靴を履くときに当たったりする、やっかいなあの場所。男性のかかととくるぶしの間には指先ほどの大きさのツボがあって、「そこが偉大な性感帯の可能性がある」と指摘するのは、『大満足―だれにでも手軽にできるリフレクソロジー療法のガイドブック(Feet First)』の著者でアメリカを代表するリフレクソロジスト、ローラ・ノーマンさん。

「このスポットは性器とリンクしているの。押すとエネルギーが解放されて、快感に繋がるんです」。

おすすめの方法:

セックスのとき彼の上に足の方を向けてまたがる体位(いわゆる背面騎乗位)で、上下運動のリズムに合わせてこのポイントを押します。彼がクライマックスに近づいたときにすると、悶絶させることができるかも。

6.会陰

睾丸と肛門の間にあるスポットで、前立腺の真上にある部分、ここは「大きなオーガズムのパワーがひそむところ」。『スーパーセックス』の著者で恋愛・性の専門家トレーシー・コックスさんによれば、ここを優しく撫でてあげると、彼を極限まで追いこむことができるそう。

おすすめの方法:

正常位での挿入の前に、彼の股間に手をのばしてペニスをつかみます。それから指の関節を使って、この部分をマッサージしてあげましょう。彼がオーガズムに達しつつあるときにやや力を強めて押すと、"爆発"を先延ばしにできるのだとか。

7.さお部分

ペニスの、亀頭をのぞいた部分。ここがセックスに大きな役割をはたすのは周知の事実。手や口での行為は一般的に知られているけれど、実は他にも斬新な方法が。"逆ひねり"のワザ、知ってました?

試してみて:

親指と人差し指で、ちょうど「OK」のサインを作るように、きつめにペニスを握ります。両手の輪をペニスの真ん中あたりで重ね、2つの輪を逆方向にねじりながら、片方は真ん中から上へ、もう片方は根元へと同時に移動させてみましょう。コックスさんによれば、これによって普通の片手の上下運動よりも「灼熱のひねり」を加えられるのだとか。潤滑剤を使うのを忘れずに。

8.亀頭

亀頭はペニスの一番敏感な部分なので、扱いには細心の注意が必要。『モテのラブ・ルール(The Good Girl's Guide to Bad Girl Sex)』の著者でカリスマ的セックス・セラピストのバーバラ・キースリング博士によると、ちょうどいい圧を加えて彼にえもいわれぬ快感を味わってもらい、かつ、やりすぎないようにするのは簡単ではないとのこと。

おすすめの方法:

それは、"口紅フェラ"。つまり、リップを塗るときのように唇をリラックスさせながら閉じ、それで彼の亀頭をそっとなぞるというやり方。さお部分を指でささえ、でも握らない(カラオケのマイクみたいに彼のペニスを持たない)こと。このとき口をちょっと開けて、少しついばむようにするのがおすすめなのだとか。

9.袋の縫い目

これは、睾丸をひとつずつ分けるためにある境目のこと。コックスさんによると「玉袋」を縦に走っているこの線には神経がたくさん集まっているのに、日ごろスルーされている場所なのだとか。

おすすめの方法:

片手で彼の睾丸を包みながら、別の手の人差し指と中指の先でこの割れ目の上の方を押します(睾丸がペニスの根元とつながる場所の近く)。さらに指を下ろして袋の下までタッチ。くれぐれもそっと、優しくしましょう。

10.裏スジ(陰茎小帯)

ペニスの頭のすぐ下、亀頭と茎部をつないでいる部分の筋のこと。軽く見られがちな部分だけど、ブリトン博士によれば、神経が集まっていて、触れられると快感の素敵な連鎖反応が起こるポイントなのだそう。

おすすめの方法:

彼にフェラをしてあげるとき、ペニスを片手でしっかり握って、頭部をじっくりと舐めてあげましょう。舌が裏スジに来るたびに舌先を少し硬くして、何度かとんとんとタッチ、それから舌をゆるめてまた頭部へ戻ります。

11.腰

パンツを脱がすまでもなく彼をその気にさせる方法を探しているなら、これが◎。性科学者クリスティ・オーヴァーストリートさんの説明によると、彼の股間を刺激する神経は腰、脊髄の一番下にあるそうです。

おすすめの方法:

彼に、シャツを脱いで両腕を横に置き、腹ばいになってもらいましょう。パンツは脱がさなくていいけど、数センチ下げて、見えそうで見えない眺めを楽しませてもらうもよし。指や爪で腰に軽く触れながら下がっていって、お尻に来たら止めます。お尻の割れ目を越えないことがポイント。

12.耳たぶ

熱いものを触ったときなどに思わずつかむ耳たぶ。一番体温が低い場所なだけでなく、あまり知られていないけど、とっても敏感なところなのだそう。

おすすめの方法:

オーヴァーストリートさんのおすすめは、彼の肩越しに首にキスし、だんだん上っていって、耳の直前で止める方法。ちゃんと両側を攻めてあげること。彼が我を忘れ始めたところで、耳たぶにキスをし、舌を使って耳たぶを口に含みます。優しく噛んだり舌で舐めたりして遊びましょう。このとき体のほかの部分には触らないようにすると、耳たぶだけで彼がどんなに興奮するか実感できるはず。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Noriko Sasaki (Office Miyazaki Inc.)

COSMOPOLITAN UK