記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がCosmopolitanに還元されることがあります。
1「忙しいから」
セックスレスを解消することが関係改善のためには必須――と考えるなら、「いつセックスするのか、予定を立ててみるのも得策です」と提案するのは、NYを拠点に心理療法士兼セックスセラピストとして活躍するミーガン・フレミング博士。「恥ずかしがらずに計画を立て、決めたら必ず遂行することを心がけましょう。最初は(予定をこなしているようで)ぎこちないかもしれませんが、慣れると旅行の計画と同じようにその日が楽しみになるはずです」。
2「仕事でストレスを抱えている」
セックスは"幸せホルモン"と呼ばれる神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促すと言われており、つまりストレスを抱えているときこそオススメなんだとか。NYを拠点に活動する認定心理療法士のヴァネッサ・マリンさんは「セックス後はストレスレベルが下がることが多いのです」と説明。「セックスすることで気持ちがリフレッシュし、心を落ち着かせる効果も期待できます。パートナーと気持ちを確認しあうことで、人生において何が大切なのかを考えるきっかけにもなるはずです」。
3「トキメキがなくなった」
「そんな言い訳をする人は、きっと"ときめく"という感情を過大評価しているんです」と語るのは、NY在住の認定心理療法士兼セックスカウンセラーのイアン・ケルナー博士。「お互いを求める感情がなくなることは、2人の関係が終結に向かっていると一見思いがちです。しかし科学的見地によると、"瞬発的な性欲"は(数ある性欲の)1つにしかすぎません。すでにカップルである2人の場合、"応答性のある性欲"の方がより親和性の高い欲望です。つまりこれは相手に対しての性欲が瞬時に沸き上がるのではなく、何かの経験に関連し、2つめ、または3つめ以降の感情として性欲が沸き上がるというものなのです」。
瞬間的な性欲は誰にもコントロールできないもの。でもその感情を呼び起こすよう努力することは可能なんだとか。ケルナー博士は自身の患者に「週に2回、20分間ずつ性欲を掻き立てるための時間を作るように」と指導しているそう。「例えば2人でベッドに横になり、キスしたり、腰に手をまわしたり、一緒にシャワーを浴びたりするよう心掛けましょう。お互いの体を感じることが大切です」。すぐにセックスへと結びつかなくても、こうした行為を続けることがセックスに繋がることは大いに期待できるとのこと。
4「マンネリ化してる」
本来セックスは毎回異なる体験なはず。でも「どちらか1人でも『毎回同じでつまらない』と思うなら、工夫や刺激を与える努力はすべきです」とマリンさん。
5「私には魅力がないのかも…」
自分に対して自信満々な人はそうはいないもの。誰しも何らかの不安や自信のなさを抱えているはずだけど、「自分の体に自信が持てない」ことがセックスライフに影響しているのであれば、考え方を変えるべき。自信のない体の部位にばかり目を向けるのではなく、「あなたならではの長所」にも注目してみては? 「(自分にとって)理想的な体であるからといって、セックスで快感を得られるわけではありません。外見的部分と性的快感は別のものです」とマリンさん。「気持ちを解放して快感に体をゆだねましょう。そうすることがパートナーとの関係改善に繋がることもあるのです。まずは自意識過剰になりすぎることをやめてみては?」
6「セックスする気にならない」
ケルナー博士によると、こうした性欲減退は脳の働きに関係しているのだそう。「脳には2つの性欲をつかさどるシステムがあります。1つは性的興奮システム、もう1つは性的抑制システムです」。これらは車のアクセルとブレーキの関係のようなもので、性的興奮システムが作動すれば体がほてったりポルノを見たくなるなど性欲が高まり、性的抑制システムは真逆の反応をもたらすとのこと。
性生活を再び活発にするためには「2つのシステムを適度に作動させることが大切です」とケルナー博士。そうすることで車は順調に走り出し、いつしか高速道路をビュンビュン飛ばせるようになるかも。
7「体調が微妙」
セックスは免疫システムを活発にするだけでなく、痛みを緩和する効果もあるのだそう。ラトガース大学で神経科学を研究するバリー・コミサルク教授によると、こういった効果はオーガズムに達しなくても得られるもので、女性器を刺激すると痛みの閾値が上昇する(つまり、痛みを感じにくくなる)のだとか。
8「最近ケンカばかりしてるから」
「ケンカした後、仲直りのセックスは効果的」と信じている人も多いけど、実際はそうでもないとの意見も。まずお互いの怒りが静まるのを待ち、その上でセックスの頻度を上げる方が関係維持には効果的なんだそう。ただ、「週に1回セックスしているカップルは、カップルとしての関係性への満足度が高いとの研究結果もあります」とケルナー博士は解説。「またセックス後の余韻は2人の関係にポジティブに作用するものです。この効果は2~3日持続すると考えられています」。
9「他にも楽しいことはいろいろあるし」
こんな風に思うカップルは、相当気持ちが離れている証拠かも。でもセックスは、そんな2人の冷めた状況を変えてくれる突破口になる場合が。フレミング博士は「セックスは健康維持のためのエクササイズと同じように、自分をケアするために必要なこと」と考えているそう。「セックスや体に触れあう行為は、パートナーに喜びを与えるだけでなく、もらう行為でもあります」。やっぱり、こんな素晴らしい行為をしない手はない!?