「コミットメント恐怖症」とは深い関係になるのを恐れる人のことで、『セックス・アンド・ザ・シティ』でキャリーを振り回し続けたミスター・ビッグがいい例。

そんなコミットメント恐怖症の男子に恋をしてしまうと、彼の煮え切らない態度や、そっけない返事、なかなか進展しない2人の関係にやきもきしてしまうはず。そこで、コスモポリタン イギリス版より多感覚研究の専門家ベリット・ブロガード教授解説による、コミットメント恐怖症男子にありがちな16の特徴を紹介します。

1. メールの返事がそっけない

その日の自分の出来事を詳細に彼にメールしても、いつもそっけない返事がくるだけ…。ブロガード教授によると、コミットメント恐怖症の男子は「メールでの会話を早く終わらせがち。よくある返事の例は、『了解』、『よかったね』、『すごい』、『わからない』などで、会話を続ける気がありません」。彼はメールが苦手なのだと思い込むのではなく、あなたの相手をする精神的な余裕がないという見方も必要かも。

2. 楽しいデートの後でもフォロー無し

コミットメント恐怖症の男子は、自分からは連絡を取らない傾向があるのだそう。そのため楽しかったデートの後でも音信不通になり、あなたからコンタクトを取る羽目に…。

3. 約束事には曖昧な返事

約束事が苦手なのがコミットメント恐怖症の男子。よく使いがちなセリフがこちら。

「今仕事が立て込んでいるんだ。あと12週間したら落ち着くと思うから、そしたら会おう」、「しばらく連絡できてなくてごめん。バタバタしてたんだ。最近どう?」、「ごめん、今メール見た。元気?」…。

誰だって、忙しい日に「ごめん! 今メッセージに気づいた!」と返事をしたことはあるはず。でもコミットメント恐怖症の男子はこのメッセージの連続で、せっかく何か予定を立てようとしても実現が難しいのだそう。

4. デートはいつも彼の予定次第

なんせいつも"イソガシイ"のがコミットメント恐怖症の男子。デートといっても、彼が友達とバーで飲んでいるところにあなたを誘うだけなんてこともしょっちゅう。たとえあなたがスポーツに無関心でも、デートはおかまいなしにスポーツ観戦だったり…。彼の都合に合わせるだけの、急なデートの誘いが多い場合は要注意かも。

5. 遅刻は当たり前でいい加減

とにかく真剣な交際はしたくないのがコミットメント恐怖症男子。待ち合わせの時間を守ることが大事だという認識もないし、間に合わせるよう努力をする気がそもそもない。予定をキャンセルして、あなたと気まずくなっても、さほど気にならないといういい加減さ!

6. 彼女はいつも後回し

「勉強や仕事の面では誠実なのに、デートや交際になると彼らは衝動的になります」とブロガード教授。交際相手のことは二の次で、ありとあらゆるその他のことを優先してしまうのだそう。何故…。

7. 正式な関係がイヤ

「真剣交際をするには、心の準備ができていない。少し時間が欲しい」。これもコミットメント恐怖症の男子がよく口にするセリフなんだそう。「いつかね」などと曖昧なまま遊ばれてしまう前に、複数の女性の中の1人では嫌だとはっきり伝えた方がいいかも。

8. 公共の場所でイチャつくのが嫌い

「コミットメント恐怖症の男子は、公共の場や人前で彼女とイチャイチャしたがりません」とブロガード教授。あなたが好きという気持ちを伝えても、「僕も好きだよ」なんて甘い言葉を返してくれるのは、せいぜい酔っぱらった時くらい。メールでは言ってくれるけれど、面と向かって言われることはなかったり、その逆もあるそう。

9. 親友らしき深い友達がいない

サークルや友達グループには属していても、昔からの本当に親しい友達というのがいないことが多いそう。

10. 過去の恋愛における過ちを認めない

ブロガード教授によると、彼らは「過去の別れの原因を、すべて元カノのせいにしたり、相性が悪かったなどと説明しがち」。交際が終わったときに、自分のどこが悪かったのかという気付きが欠落しているのだそう。

11. 交際への認識が違いすぎ

6カ月付き合っていた彼から別れたいというメールがきて、ショックを受けた彼女は2人のフォトアルバムをSNSから削除。一方、真剣交際の意味も乙女心もよくわからないコミットメント恐怖症男子は、アルバムを削除する意味が理解できないなんてことも。

12. 短い交際や、長くても浅い交際しかしていない

「長い交際をしていた場合でも、それほど相手にコミットしていないことが多いんです。婚約、さらには結婚していたとしても、実体は2人がバラバラの生活を送っていただけだったりします」と、ブロガード教授。

13.「急ぎたくない」と言い訳ばかり

新しい恋のスタートはゆっくりと慎重に進めたい、というのはむしろ健全なアプローチ。「ゆっくりと慎重にという人の恋愛ほど、着実に前進していくものです。ただ、コミットメント恐怖症の男性だと、進展を逆に阻止するようなことをしてしまうのです」。

14. 交際していても距離が必要

コミットメント恐怖症の男子は、交際初期にたくさんデートをすると、楽しいどころか不安になってしまうことも。そんなダメっぷりを克服したい男子に向けて、ブロガード教授は「相手を選ぶなら、自分に忙しい女性と付き合うのがちょうどいい」とアドバイスしています。

15. 浮気しないなんて無理だと思っている

周りの友達が真剣交際を始め、「まだシングルなの?」とみんなから言われると、浮気なしの交際ができるタイプじゃない男子も、血迷って交際モードに…。 結婚についてやたら否定的な発言が多い場合は、そもそも1人の女性に絞るなんて無理、という体質の男子だったりもするので要注意。

16. 恋愛が怖いのにそれを説明できない

何事も問題を認識することが、克服への第一歩のはず。コミットメント恐怖症の男子には「1人の時間を奪われそうでイヤなの? 親しくなるのが怖い? 相手に無理な条件を求めてしまうから?」といった質問をして、彼の恐怖症の原因を突き止めることから始めるのもひとつとのこと。

ちょっとやっかいなコミットメント恐怖症男子だけれど、本人にその気さえあれば克服できるということなので、見捨てないという選択肢もあるよう。それにはまず、どんな女子が相手でもどうせダメだと彼自身が投げやりにならず、自分と向き合う姿勢が大事なんだとか。ただし、メールでいい加減な返事を送ってきたきり、数日連絡してこないような彼なら、まだ克服に向けて努力する準備はできていないかも…?

この翻訳は、抄訳です。

Translation: シャー順子

COSMOPOLITAN UK