日本人男性は案外敬遠しがちな"パートナーへのロマンチックな演出"。

でも、それをサラッとやってのけちゃうのが海外の男性陣。

キュンとするものから赤面必至のものまで。コスモポリタンイギリス版より、彼らの「一番ロマンチックなことをしたエピソード」を紹介します。

1."宝探し"をプレゼント

「中学校時代から付き合い始めて5年になるガールフレンドがいるんだけど、彼女が以前から志望していた教育コースにめでたく受かってそこに入学することに。しばらく遠距離になるから、彼女が出発する直前のバレンタインデーに『いつまでも忘れない、大切な1日にしてあげたい』と思って"リアルな"宝探しゲームをプレゼントしたんだ。彼女にはあらかじめ、宝探しの指示書と、プリペイドカードを入れた封筒を送っておいた。宝探し会場は広大なショッピングモール。指示書には、モール内のお店で買えるアイテムのヒントを書いておいた。彼女が前から欲しがってた物や、2人の思い出にまつわるアイテム、僕らにしかわからないネタ(例えば、彼女がいつも「すぐになくなっちゃう」って嘆いてたお気に入りのリップスティックとか)…最終的にそういうお宝が全部手に入るようなゲームにしたんだ。世界にひとつしかないプレゼントだよ」

2.スペシャルな"本"

「一週間かけて彼女のためにとある"本"を書いた。『Aに行きますか? それともBに行きますか?』っていうスタイルのアドベンチャー・ブックなんだけど、7年前の2人の出会いから、これまでに起こったいろいろな出来事をイベント形式にして盛り込んだんだ。タイトルもズバリ『僕たちの物語』(笑)。エンディングのクエスチョンはひとつだけ、『僕と結婚してください』って書いておいた。そのページをめくると、ページを多めに重ねてくり抜いた中に結婚指輪が入ってるっていう仕掛けにしたんだ」

3.完璧な初デート

「初デートはやっぱり頑張っちゃうよね。僕も結構力を入れたよ。耐水マットレスとバラの花、シャンパンを用意して、小川に持って行き、マットレスにそれらを乗せて川に浮かべておいたんだ。そして彼女を迎えに行き、小川に連れて行って、バラを敷き詰めたマットレスの上に一緒に寝そべって、シャンパンを飲みながらまったり。バイオリンを弾いてあげた。かなりロマンチックだよね!」

4.9時間にわたる捜索

「大学のとき、密かに想いを寄せてた子がいてさ。すごく仲が良くて、いつも一緒に遊んでたんだけど、デートしたり付き合うような関係にはならなくて…。大事な友人でもあったし、どうしても言い出せなかったんだよね。でも新学期が始まると、彼女の姿が見当たらなかった。周りに訊いたら、大学をやめて実家に戻ったらしい、ってことだった。彼女の地元は車で4時間くらい離れたところだった。

僕は彼女の実家の住所はおろか、電話番号すらわからなかった。ただ彼女の名前だけを頼りに、探しに行こうと思い立った。ある天気の良い日の早朝、彼女の地元の街へとバイクを走らせたんだ。そしてその街とその周辺をひたすら聞いて周ったよ、9時間もかけて。自分の想いを伝えて、もし叶わないのならせめてさよならを言いたかったんだ。

そしたら、ちょうど彼女が仕事終わりで帰宅するところを偶然見かけたんだ。もしほんの数秒でも違ったら、僕は彼女に気づかなかったかもしれない。それくらい奇跡的だった。一緒にディナーを食べて、今の暮らしやこれからのことなんかを楽しく話して、とにかくいっぱい笑いあった。でも、とうとう彼女に想いを告げることはできなかった。自分の気持ちをスラスラ言えたらどんなにいいかと思うけど、そんなに器用じゃないんだ。『バイバイ』って言って、また学校までの長い帰路に着いた。それから二度と会うことはなかったよ」

5. 告白するために航空券を購入

「好きな女性が飛行機で遠くへ旅立つ日、僕は航空券を買って空港へ向かった。彼女の乗った飛行機があと5分で離陸してしまうってときに、セキュリティの列に捕まってしまったけど、並んでる人たちに必死でお願いして、先にゲートに入場。彼女の乗る便の搭乗口まで全力で走ったよ。あんなに走ったことはないってほど急いだ。でも、着くともうそこには誰もいなかった。飛行機は搭乗客を全員乗せて離陸の準備を始めたところだった。そんなにうまくいくわけがないってわかってはいたけど、僕は肩を落としてその場を去ろうとしたよ。そしたら背後から、聞き覚えのある声がした。僕の名前を呼んでいた。振り返ったら彼女が飛行機から降りてきてくれてたんだ。僕は彼女にキスして、やっとのことで思いを伝えることができた。航空券を買った甲斐があったよ!」

6.好きな子のためにビーチ(!?)を作った

「学生の頃、学校ですごく好きな子がいてさ。彼女と授業で話してたら、その子が『ビーチに行きたいのに授業が忙しいから行けない』ってぼやいてた。そこで僕は思いついたんだ。『そうだ、行けないなら作ってあげればいいんだ!』ってね。ホームセンターで大量の砂を買い込んだ。彼女の寮の部屋に砂を持ち込んで、タオルを敷いて砂を敷き詰めて、紙でカモメを作って天井から吊るして、大きな桶に水を張って『もう、完璧!』って得意になってたんだけど…。そこに女子生徒3人がやってきて、親切にアドバイスしてくれたよ。『彼女が帰ってきたら砂だらけの部屋を見て怒るに決まってるから、今すぐに片付けたほうがいい』ってね」

7.空港でサプライズ

「2人とも勉強のためにロンドンに行くことが決まってね。でもそれぞれ別のカリキュラムだったから予定も微妙に違って、僕だけ少し先にロンドン入りしたんだ。2人とも初めて行く土地だったし、出発前の彼女は少し不安そうだった。だから僕は、彼女の便が到着する前日から一睡もせず、授業をサボって、朝一で空港まで内緒で出迎えに行くことにした。寝坊したらおしまいだからね。そしてゲートの前で彼女を待った。飛行機を降りて出てきた彼女が僕に気づいたときの表情と言ったら…最高だったよ。僕らの見知らぬ土地での新生活は、こんな感じで始まったんだ」

8.お母さんの思い出の本をプレゼント

「19歳のときに付き合い始めた彼女のお母さんが末期ガンで、2カ月くらいして亡くなってしまった。生前にお母さんから聞いたんだけど、彼女の名前はお母さんが大好きだった昔の絵本の主人公から取ったらしくて。50年代の本だったから、手に入れるのはほとんど不可能ってことだったんだけど…。僕は古本屋やネットを探しまくった。けど、やっぱり簡単には見つからなくって、ついに諦めかけたとき、地元の図書館のウェブサイトにその絵本のタイトルがあるのを奇跡的に見つけたんだ。早速図書館に行った。頼み込んで譲ってもらうつもりだったんだけど、あまりにもボロボロだったし、良心的にも15ドルで売ってくれてさ。とにかくラッキーだったよ。彼女が学校を卒業するとき、その本を手渡した。彼女は泣き出したよ」

9."駆け込み"バレンタインデー

「バレンタイン当日はお互い忙しかったから、翌日楽しく過ごそう、ってことになった。でも夜の11:30に、急にいてもたってもいられなくなって。お店に行き、チョコレートと売れ残ったハート型の風船、画用紙、そして赤いマーカーペンを買って、彼女の家まで車を飛ばした。彼女の家の前に着いたのは日付が変わる直前。風船に吊るした画用紙に"ハッピー・バレンタインデー! 窓の下の男より"って書いて、彼女の窓の前に飛ばしたんだ。僕の方を指してる矢印を糸の先にくくりつけて、飛んで行ってしまわないように細工した。あの"矢印"、彼女まだ持ってるんじゃないかな」

10. 毎日をドラマチックに

「特別何かするってわけじゃないけど、毎日メールするたび、歌の一部を彼女のニックネームに置き換えた歌詞を付け加えて送ってるんだ(笑)。ささやかな愛情表現でも、毎日積み重ねると、それはとても大きなものになるはずさ」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

COSMOPOLITAN UK