恋愛に悩んだら、信頼できる友人に相談するのが常。でも相手がどんなに親身になって助言してくれたとしても、「言われた通りにしちゃっていいのかな?」と感じることってない?

よく耳にするけど、信じすぎるのは要注意!な恋愛アドバイスをコスモポリタン フィリピン版から。鵜呑みにしちゃうとあとで後悔することになりかねないので、最後は自分で判断するのがベストなのかも。

1.「彼につれない態度で接すれば、あなたを必死に追いかけてきてくれる」

男は簡単に落とせる女に興味がないし、熱が冷めるのも早いってことなんだろうけど、これは誰にでもあてはまるケースではないはず。そもそもあなたに興味のない男性に冷たくしても、彼は気にしないのでは?

このアドバイスが当てはまらないケースが存在することは、科学的にも証明されているそう。実験心理学の学術誌で2014年に発表された研究論文によると、人は誰かに冷たくされることによって「この人と一緒にいたい」という思いが募る場合はあるものの、興味のない人に冷たくされたらより嫌いになる場合が多いんだとか。つまり、彼があなたに気がある場合にのみこのアドバイスは有効ってこと。あなたに気がない相手にわざと冷たくしても、嫌われてしまうだけなのでご注意を。

2.「男って○○な女子が好きだよね~」

大人しい子が好きな男性もいれば積極的な女性が好きな男性もいるし、美人が好き、キュートな子が好き、スリムな身体が好み、ポチャっとした子がタイプなどなど、男性の好みは実にさまざま。つまり男性が好きなタイプはコレ!というひな形なんて存在しないし、あなたをそのまま受け入れてくれる男性を探すべき。

3.「彼の親友に相談してみたら?」

「運命の彼に出会ったかも…!?」と思っても、彼があなたと同じ気持ちかどうか、確信がないときもあるはず。よく「彼の親友に相談してみたら? 彼の気持ちを知っているかも」なんてアドバイスを聞くけど、これはあまりオススメできない方法。なぜなら、彼の本当の気持ちを知っているのは彼自身だけだから。それに誰かに聞かなくたって、彼の態度であなたへの気持ちは分かるはず。彼の方からデートに誘ってきたり、デートで手を握ってきたりしたら…彼の親友に聞くことなんて何もないのでは?

4.「興味や趣味が同じでないと、長続きしない」

同じ趣味の恋人と付き合って別れた人が聞いたら笑い飛ばしそうなアドバイスがこれ。破局の原因は浮気や暴力、相手が忙しすぎる、単に他の誰かを好きになってしまった等、千差万別。たとえ趣味や興味が同じ相手でも、互いを傷つけあうなんてよくあること。

関係を長続きさせるコツは"たくさんの愛情を注ぎ、忍耐強く、できるだけたくさんの時間を相手と過ごす"こと。これにつきるはず!

5.「デートの支払いは全部男性がすべき」

これっていつの時代の話? 女性もバリバリ働き、稼いでいる現代で、男性に全部おごってもらう必要はないのでは?

6.「最初の3回のデートまではセックスしちゃだめ。尻軽女だと思われちゃうから」

カジュアルな気持ちから始まっても、真剣交際に発展することはあるもの。彼があなたにゾッコンなら、すぐにセックスしようがしまいが何も変わらないはず。でももし彼の気持ちがよく分からないのなら、少し待ってみるのももちろんアリ。

7.「破局後最低半年は、誰とも付き合わない方がいい」または「新しい彼と付き合うなら、彼が元カノと別れて最低半年は経ってることを確認してから」

破局の傷を癒すのに最低半年は必要っていう人もいるけど、別れた状況や2人の関係性によって、回復に必要な時間が違うはず。相手に愛想をつかして別れたならすぐにでも次の恋愛に進めるし、フラれてしまったのなら半年経ってもまだツラいかも。意中の彼とデートしたいなら、彼が新しい恋愛を始める心の準備ができているかを確認して。

8.「"友だち"からスタートした関係の方がうまくいく」

友だちから恋愛に発展したカップルが長続きすることは多いけど、うまくいっているカップルがすべて友だちからスタートしたってわけじゃない。同様に出会ってすぐに付き合ったカップルだって、うまくときはうまくいくもの。

こんなアドバイスをされるのは、もしかしたら他人の目から見てあなたが急ぎすぎているように見えるから。「(彼に夢中なのは分かるけど)もうちょっとスピードを落としてみたら?」って忠告されている可能性が。それに友情から始まった恋愛に別れが訪れると、友だちを1人失ってしまう場合も。つまり、「友だちから恋愛に発展するのがベスト」とは限らないってこと!

9.「親友に恋をしてはダメ」

これは「8」と矛盾しているけど、「親友と付き合う」=「もし別れた場合、大切な友だちを1人失うリスクがある」という点は同じ。でも親友同士から始まった恋愛がうまくいく場合だってもちろんある。彼のことが本当に好きなら、親友かどうかなんて気にせずに自分の選択を信じて賭けてみるべき。

10.「オンラインやアプリで、本気の相手に出会えるの?」

SNS全盛時代の今、オンラインで恋活するのを否定するなんてナンセンス! 特に出会いの少ない職場で働く社会人にとって、オンライン恋活に挑むのはごくごく普通のこと。ネット世代でない人にとっては出会い系サイトやアプリは違和感があるかもしれないけど、現代版「お見合い」って言えば「なるほど」って思えるかも。

11.「個人的な悩みを打ち明けるのは付き合って時間が経ってからの方がいい」

確かに付き合いはじめてすぐに悩みや黒歴史を打ち明けるよりも、少しずつ話していくのがベターと考える人は多いかも。でも打ち明けることで2人の距離が縮まることもあるし、逆に隠していることで本当のあなたを分かってもらえないことも。

つまり「悩みを打ち明ける時期なんて関係ない」が正解かも。彼が優しい人ならば、きっとあなたの力になってくれるはずだから。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN PH