パートナーとの交際期間が長ければ長いほど、セックスにマンネリはつきもの。円満な関係に不満はないけれど、「なんだか刺激が足りない…」と感じてしまう人、少なくないのでは。マンネリによるセックスレスや破局は、どうやって避けたらいい!? 多くの女性が抱える悩みの解決法を探るべく、"刺激"を取り入れてマンネリ克服に成功したカップル3組をインタビュー!

第2回目のエピソードは、交際4年目の同棲中の恋人とラブラブな生活を送るM.I.さん(32)。現在の関係があるのは、友人に協力してもらった"フェイクLINE"のおかげだとか!

―マンネリを感じるようになったのは、いつから?

合コンで出会った彼とは、交際4年目。付き合ってから2年くらい経った頃、以前よりも大切にされていないなあ、と感じるようになって。例えば最初の頃は、一緒に外食するときは毎回、自分で店を予約してエスコートしてくれたのに、「どこでも好きなところでいいよ」と店選びを任されるようになって。週末のセックスもムード作りから入念にしていたのに、それもなくなっちゃった。

一番悲しかったのは、なにかとヤキモチを焼かれていたのに、そのうち夜中にスマホが鳴っても無関心になっているのに気付いたとき。最初すごく大切にされていた分、余計にギャップを感じちゃって。「どうにかして、もう一度振り向かせたい!」と思うようになりました。

―刺激を思い浮かんだキッカケは?

そんな悩みを友人に相談したら、「ヤキモチを妬かせてみたら?」と言われて。彼の会社の近くで男性と歩く、間違えたフリをして彼を別の名前で呼ぶなど、いろいろな案を考えたけど、高いリスクは取りたくなかったんです。本気で浮気を疑われて別れることだけは、避けたかったから(笑)。

浮気じゃなく、男性の影を匂わせるにはどうしたらいいのか?と。そこで思いついたのが、男性から好意を抱かれているというのをアピールする、という方法。友人のLINEのIDを男性の名前にして、意味深なメッセージを送ってもらうことにしたんです。それなら浮気も疑われずに、彼の嫉妬心だけを煽ることができるので!

―どうやって実践したの?

まずは友人とともに、男性像をしっかりと確立することから始めました。相手はMという名前で、仕事のクライアント。2カ月前に出会ったばかりで、3歳年上のバツイチ子無し、という設置に(笑)。さらに、突然思わせぶりなメッセージを見ても信ぴょう性に欠けると思ったので、仕事の相談をするフリをして何度か、Mの話をしたんです。「すごく仕事ができる」「モテるのに、シングルでいるのがもったいない」「褒められた」など、Mに対して自分も良い感情を持っていることを、植え付けておきました。

それから2週間後に、いよいよ"メッセージ作戦"の本番を決行。彼とソファでくつろぎながら、友人にGOサインのメッセージを送信。わざとスマホを彼の横に置いて、トイレへ。リビングへ戻ると、私のスマホを手に持ちながら、明らかに動揺している彼。

「どうしたの?」と受け取った画面には、Mからの「夜遅くにごめん」、「どうしても君のことが頭から離れなくて」、「1度でいいから、僕にチャンスをくれないか」というメッセージが。ロック画面だとメッセージ全部が見えないので、わざと短文を数回に分けて送ってもったんです(笑)。

大げさに「えっ…」と驚いてみせたら、彼から「その人、最近よく話しているクライアントだよね? やっぱりお前のこと、好きだったんだ…」と。あえて何も言わずにうなずくと、「そいつのこと、好きなの?」って言いながら、突然ギュッと抱きしめられたんです! 「私が好きなのは、あなただけだよ♡」と返したときの、彼の嬉しそうな顔が今でも忘れられません。そこから情熱的なセックスがスタート。なんとその日から1週間、毎晩セックスしました(笑)。

―その後、パートナーとの関係はどのように変化した?

私が他の男性に口説かれていることを知って相当焦ったのか、付き合いたての頃以上に、尽くしてくれるようになりましたね。外出デートも増えたし、服装も洗練された気がします。私の仕事が終わるまで、会社の近くで待たれていたときは、正直困りましたけど…(笑)。

騙したことは申し訳ないけれど…"これほど愛してくれているんだ"と感じられたことで、私もすごく安心したし、彼への愛情がさらに大きくなったから、結果オーライってことで♡ 今のところは彼の努力が継続しているからイイけど、また変わってきたら、もう一度あの手を使ってもいいかな…なんて思ってます(笑)。