初体験と聞けば、ロスト・バージンばかりが取沙汰されてしまうけど、その前に迎える大事なプロセスに「初キス」があったはず! キスのないセックスは味気ない…からこそ、コスモガールたちの「はじめてのキス」にフォーカス。アナタの初キスと重ね合わせて読んでみて♡

■一気に大人の階段を上らせてくれたキス

30歳・会社員)

高校2年生の時の話。きちんとした告白はなかったけど、大学生の20歳の彼といい感じに…♡ ある日、そんな彼と夜の海までドライブデートへ。ムードばっちりの海沿いを歩いていたら、彼の方からふいにキスしてきたんです。はじめてのキスに内心は、「きゃー!」って悶絶してたんだけど、そんな初々しい素振りは見せず、それどころか彼のキスに応えようとする積極的な自分がいて…。

結局その後、舌を絡めた濃厚なキスまで経験しちゃいました♡ そして一気に10歳ぐらい年齢を重ねたような、大人になった気分でいっぱいに。夏の思い出といえば、この初キス。あんな甘酸っぱい「はじめて」はもう味わえないだろうから、良い思い出としてストックしてるんです。

■高校デビューな彼との不器用なキス

28歳・美容師)

中学校時代の同級生と、高校生になってから再会。まったく垢抜けなかった彼だったのに、高校生になった途端にあら不思議! おしゃれボーイに変身していました。いわゆる高校デビューですね。そして重ねてありがちなのですが、まんまと(?)ギャップにやられて恋に落ちてしまった私(笑)。彼もまんざらではなかったようで、お互いの友人を交えて何度か遊んでいくうちに、彼から告白されて付き合うことになりました。

地元も同じだし、お互いの家へ行くこともよくあったけど、家族がいたりしてイチャつくタイミングを逃してばかり…。ところが付き合い出して3カ月経った頃、彼の家へ遊びに行ったらなんと家族不在とのこと! 「これはっ…、ついにキスするチャンス…キター!」と高ぶる私。そんな私をよそに、彼といえば素知らぬ顔…。しびれを切らした私から「キスしよ…っ」と誘ったら、いきなり飛びついてきました(笑)。

唇にかみつくような不器用で荒々しいキスは、どちらも10代だったからこそ。その後、約6年の交際を経て彼と結婚することに。キスする回数は減ってきたものの、キスするたびに夫とのファーストキスをほのかに思い出す、幸せな日々です。

■はじめてのキスは…お酒の味!?

25歳・公務員)

ガリ勉と呼ばれても仕方ないくらい、勉強しかしてこなかった私。そんな私にはじめて彼氏ができたのが20歳の時。大学の同級生と付き合うことになったものの、しばらくはプラトニックな関係が続いてたんです。そんなある日、サークルの飲み会へ出かけた彼の友達から、「彼が酔っぱらっているから迎えに来て」と連絡が。

かろうじて自分で歩ける彼を支えながら彼の家へと向かっていたら、彼からの不意打ちのキス! 歯もぶつかったし、あまりに唐突すぎて戸惑いました。倒れるように寝てしまった彼をゆすり起こしたけど起きる気配なし…!

モヤモヤを抱えたまま一夜を過ごし翌日。「あれがファーストキスだなんて、イヤだ~」って彼に不満をぶちまけちゃった…。そしたら、「ごめん。俺がはじめての彼氏だって言ってたから、無理させないように自分なりに我慢してたんだ。でも、昨日はお酒を飲んでたから、ブレーキがきかなかった…」と彼。気を遣わせちゃっていたことを知って、彼からの釈明は受け入れたものの、キスしようとする度にお酒の味とか歯がぶつかる感覚を思い出しちゃって(涙)、しばらくはキスが憂鬱でした。

■引力に抗えなかった"なんとなくキス"

26歳・販売員)

はじめて彼氏ができたのが中学2年生の時。同じクラスの彼は、野球部に入っていたから部活で忙しくて、あまりデートらしいデートができなかったけど、休み時間を一緒に過ごしたり、部活が休みの日は一緒に帰ったりと、今思えば、中学生らしいデートを楽しんでいました。

付き合ってからはじめての夏休み。部活に打ち込む日々の合間を縫って、デートのための時間をつくってくれる彼。優しさに触れて彼のことをますます好きになっていく自分がいました。そんな夏休みのある日、彼の部活の先輩と私の友達も交えて花火をすることに。

みんながワイワイと楽しんでいる光景を遠目に眺めつつ、少し外れたところでひとり線香花火を楽しんでいた私。すると、「きれいですね」なんて言いながら、隣に彼の先輩がやってきたんです。しばらく会話をしていたら、あるタイミングで先輩とばっちり目が合っちゃって。その瞬間、たまたまお互いが顔を近づけたんです。今思い出してもなんであんなことになっちゃったのか分からないけど、なんとなくキスする雰囲気になっちゃって…。まさか本命以外の人との"なんとなくキス"が自分初キスになるなんて、思いもしなかった! 彼にはバレなかったから良かったけど、引力ってあるんですね…。

■姉の彼氏に、自分から…♡

24歳・会社員)

中学生のガールズトークの定番トピックといえば、彼氏ができたとかできないだとか、どこまで経験したとか、ホルモン過多なものばかり。私には3つ上に姉がいたこともあって、まわりの同級生よりも好奇心旺盛気味。そんな多感な時期に、なんと姉が彼氏を家に連れてくるようになったんです。

当時、まだ付き合った経験がなかった私には、その光景がマンガの中の出来事みたいでドキドキ♡ 姉と同い年の彼氏は、こないだまでランドセルを背負ってたような同級生の男子とは、比べものにならないほど大人! 何度か顔を合わせていくうちに仲良くなって、姉と彼氏との3人で遊ぶように…。

ある日、いつものように3人で部屋で過ごしていた時のこと。姉がトイレに行った隙をついて、彼の頬にキスしちゃいました! すると彼が、口にキスを返してくれたんです。この時の私は、あふれんばかりの好奇心と欲求を抱えて、「とにかく一刻も早くキスがしたい!」って感じ。もちろん彼のことを好きな気持ちはゼロじゃなかったけど、"手っ取り早く経験できる相手"ぐらいの認識。もちろん姉に話せるわけもなく、その後に彼とどうにかなることもありませんでした。でも、そんなことより友達の誰よりも早くファーストキスを経験できたことで、鼻高々な私なのでした。

※取材を基に制作しています