時代の流れとともに、仕事や結婚、パートナーや年齢への考え方も変化している現代。
恋活&婚活がブームだけど、なんだかんだ「シングルも楽しいよね?」と思っている人は多いはず。コスモポリタン イギリス版では、「30代独身、最高!」とつづった36歳のラジオDJ、ルーシー・ホロビンさんのコラムを紹介。
ライフスタイルは人それぞれ。彼女のように、周りの価値観に振りまわされず、自分にとって一番ハッピーな選択肢を探してみて。
「金曜日の夜。明日から女友達と旅行に行くので、ネイルを塗り直し、お肌の手入れをしたりしながらゆっくり準備中。そしてリラックスした気分でしみじみ思う。『ああ、私ってな~んて幸せ!』って。
部屋にいるのはカワいい猫とちょっとお高めのワイン、そして私だけ。静かで平和な時間を、愛おしいほどに満たされた気持ちで過している。
現在36歳の私。たくさん恋愛してきたし、実は離婚歴もアリ。
7年間の結婚生活はなかなかハードな経験だった。たくさん付き合った彼氏の中から彼を選んで結婚してみたけど、完全に失敗。そして離婚。当時の私はとにかく自分に自信が持てなかった。自信や自尊心こそ私には必要なものだったのに、その部分は見ないフリをして結婚してしまった」
↑今の私。人生を最大限に謳歌中!
「そしてだんだんと家に帰るのがツラくなっていった。残業を終えて夜10時に帰宅して、その後彼のために夕食を作る毎日(旦那は料理を一切しなかった)。彼より私の方が経済力があったから家賃も私の方が多く払っていたし、彼から『お金貸してよ』と言われつづけることにも嫌気がさした。彼は私が友達と出掛けるのを嫌がり、せっかくの誘いも当時はよく断っていたのを覚えてる。大切に築いてきた友人たちとのネットワークも切れかけてしまったほどだった。
そして何よりうんざりしたのは…彼の嫉妬深く、独占欲の強い性格。彼はいつでもどこでも私を支配したがった。
私の不満はマックスに達していたけど、彼にその気持ちを伝えるのが怖くて何カ月も黙っていた。でもとうとう我慢できずに話を切り出すと…まさに"地獄"。しかも不幸なことがその後立て続けに起こったのもタイミングが悪かった。突然失業し、やっと離婚したと思った直後に大好きだったおばあちゃんが亡くなり、その悲しみから彼とヨリを戻すことに! 当時の私は弱すぎたんだと思う。
彼ともう1度やり直そうとしたけど、結局はうまくいかなかった。別れた後、遠い場所に仕事を求めて引っ越した。
5年があっという間に過ぎて…今私がここにいる。バツ1独身。つい最近まで8歳年下の彼と1年半付き合っていたけど、それも終わった。彼は元夫とは正反対の素敵な男の子だったけど、でも私にはちょっと幼すぎた。
友達のほとんどは既婚(子どもアリ)か婚活中。私はシングルだけど、今すごく幸せなのなの。
『30代独身』っていうと不幸の代名詞みたいに言われるけど、それは間違いだと声を大にして言いたい! そんな考えはもう時代遅れよ。
今の私はラジオDJ兼ブロガーの仕事に満足しているし、素敵な友達もたくさんいる。私のことを理解し守ってくれる家族にもいつも感謝してる。もちろん私の人生は"完璧"からは程遠いけど、でも私が現在『独身/恋人ナシ』なことは、今の私のライフスタイルに合っているし心地いい。
パートナーにまつわることには、厄介なことも多いもの。彼のいびきがうるさい、お風呂に入ってなくて臭い、酒癖が悪いとか、そういった煩わしいことと今は無縁な生活を送っている。今は広いベッドに大の字になって寝るとか、耳栓なしでぐっすり眠れるとか、そういったことも快適だし、仕事から家に帰ってドアをパタンと閉めると、そこは私だけの世界!
いつかまた、誰か素敵な人に出会い恋をするかもしれない。心の準備はできているけど、急いだり焦ったりする気持ちは一切ない。時代が動いているように、『30代独身』=『結婚したくてたまらないブリジット・ジョーンズ』ではもうないはず。
仕事や友達との時間を楽しみ、ときにはちょっと贅沢もして、おしゃれや美容にも気を使っているから実際の年齢より若くみえる(はず?)私たち! 20代のときはいろんなことが不安だった。でも経験をしっかり積んだから、今は自信をもって人生を歩んでいる。
あと数年は独身&彼氏ナシをエンジョイして、人生を謳歌したい! 独身最高! 今、私は最高にハッピー♪なの!」
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子