KIMIKOさん(仮名)の場合(30歳、バイヤー)

※取材を基に製作しているノンフィクションの回想ストーリーです。

仕事柄、定期的にパリ出張へ。そのたびにお世話になっている現地のコーディネーターさんに、「KIMIKOちゃんに合いそうな人がいるから紹介する」と言われて、紹介されたのが、秀人さん(仮名)40。秀人さんはアパレル会社に勤務し、海外での出店を任されているポジションなんだとか。正直、アパレル系の男子はNGだったけど、紹介してもらった手前、そのままスルーするのも悪いなと思って、パリにいる間にランチをすることに。

秀人さんは、海外事業を任されているだけあって、知識も豊富で、グローバルな視野もあって、ただのファッション好きな男子じゃなかった。思いのほか会話は盛り上がったけど、仕事でパリに来ているからお互い忙しいし、その時はランチだけで解散。

その後は、ランチをごちそうしてくれたお礼のメッセージを送った程度。わざわざ東京で会うことはしなかったけど、次のパリ出張の時に、「もしパリにいるなら会いませんか?」と、メッセージを送信。

パリで再会し、お互いの近況報告などをしていたら、一気に距離が近くなり、改めて東京で会うことに。東京でデートし、さらに、パリでもデートし、気がつけば付き合うことになってたって感じ。

はじめて会った時、トキメキもなかったし、タイプでもなかったけど、パリで紹介されたのがよかったのかも。いつもより、評価の基準が低かったと思う。もし、東京で紹介されていたら、「アパレル男子NGだから」と言って、会うことすらなかったかも。

まさか、パリで日本人を紹介されるとは思わなかったけど、出張先、旅先にはそんな出会いもあるってこと! 彼と出会えてよかった。