恋愛に悩んだとき、または人生に深く思いを馳せたとき、「愛って何だろう?」と考え込んでしまうときが、誰にだってあるもの。そんなとき、ふと「心に響く言葉」と出会うと、救われたように感じたり、新しい可能性に進んでいけたりすることも。
そこで古今東西、名著に書かれた愛の言葉や、歴史に名を残した賢人が残した愛についての名言をご紹介します。
「愛」は人生を通じて考え続ける大きなテーマ。あなたの心の琴線に触れる言葉と出会えますように。
【INDEX】
1.「愛情には1つの法則しかない。それは愛する人を幸福にすることだ」―スタンダール
スタンダール(1783~1842):フランスの作家。裕福な家庭に生まれ、軍人、官僚、ジャーナリストを経て作家に。代表作に「恋愛論」「赤と黒」など。
2.「愛はお互いに見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである」―サン=テグジュペリ
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900~ 1944):フランスの作家、操縦士。「星の王子さま」の作者として世界に名をはせたが、1944年に写真偵察飛行中、地中海上で行方不明に。
3.「愛の欠如こそ、今日の世界における最悪の病です」―マザー・テレサ
マザー・テレサ(1910~1997):現在のマケドニアのスコピエに生まれの修道女。神の愛の宣教者会の創立者。1979年、ノーベル平和賞受賞。
4.「恋は目ではなく心で見るもの」―ウィリアム・シェイクスピア『真夏の夜の夢』より
ウィリアム・シェイクスピア(1564~1616):イギリスの劇作家・詩人。『ロミオとジュリエット』『リア王』『ハムレット』など数多くの戯曲を残した。作品は演劇や映像作品として世界中で繰り返しリメイクされている。
5.「男性はいくつになっても子供のようなもの。そのことを知っていればすべてに精通しているとの同じこと」―ココ・シャネル
ココ・シャネル(1883~1971):フランスのファッションデザイナーであり、『Chanel(シャネル)』ブランドの創始者。青年実業家やイギリス人公爵などとの"恋多き女性"としても有名。
6.「ある種の人々にとって愛というのはすごくささやかな、あるいは下らないところから始まるのよ。そこからじゃないと始まらないのよ」―村上春樹『ノルウェイの森』より
村上春樹(1949~):小説家。京都市生まれ。早稲田大学卒。1979年『風の歌を聴け』が群像新人文学賞を受賞しデビュー。『ノルウェイの森』が社会現象となるベストセラーとなる。小説以外にもエッセイ、翻訳作品も多数手がけている。
7.「きみが100歳まで生きるなら、僕は君がなくなる前日まで生きたいな。そうすれば君なしで生きなくて済むんだから」―A・A・ミルン『くまのプーさん』より
A・A・ミルン(1882~1956):イギリスの児童文学者。代表作に息子のクリストファーのために書いた『クマのプーさん』シリーズ、『赤い館の秘密』など。
8.「彼は君が現実に目覚め、考え、生きていくことを望んでいないはず。つまり、君のことを真に愛してなんかいないんだ。でも僕は君を愛している。そして君自身で考え、感じてほしい。僕の腕の中にいるときでさえね」―E・M・フォースター『眺めのいい部屋』より。
E・M・フォースター(1879~1970)イギリスの小説家。ケンブリッジ大学を卒業後、文学者団体『ブルームズベリー・クラブ』の一員に。代表作に「インドへの道」「ハワーズ・エンド」など。
9.「恋をしても賢くいるなんて、不可能だ」―フランシス・ベーコン
フランシス・ベーコン(1561~1626)―フランスの哲学者、法学者、神学者、政治家。近代哲学、イギリス古典経験論の創始者。12歳でケンブリッジ大学に入学、その後グレイ法曹院で法律を学ぶ。「知識は力なり」という名言で知られる。
10.「愛とは、大勢の中からたった1人の男なり女なりを選び、ほかの人を決して顧みないことなのです」―トルストイ
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(1828~1910):ロシアの作家、思想家。帝政ロシア時代に活躍し、19世紀ロシア文学を代表する文豪。代表作に『戦争と平和』『復活』『アンナ・カレーニア』など。