人はさまざまな局面で大きな選択を迫られるもの。でも、それが命に関わる選択だとしたら…? コスモポリタン アメリカ版が難病に侵されている、ある女性の決断を紹介しています。

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NBC 5>によると、嚢胞性線維症を患う27歳のキャリー・ヘイバーさんは、肺の移植手術を受けたものの適合しなかったそう。カラダが拒否反応を起こしていることから、彼女には2度目の移植手術が必要。しかし専門医は移植過程にキャリーさんのカラダがもたない可能性があることから、手術を許可できない――という状況に陥っているそうです。

「これって…最悪のニュースだと思わない?」と<NBC 5>に語った彼女は、Facebookに胸の内を綴っています。

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病院から伝えられた予後(手術後の状況や今後の見通し)の結果、私は"人生の次のステップ"のために何をすべきか、『闘うべきか、それとも穏やかに日々を過ごすか?』の選択を迫られています。再度移植手術を受けられるよう医療機関を説得するべきなのか、残された日々を私らしく生きるために、大好きなハワイ島にある緩和ケアセンターに入るべきなのかを考えなくてはなりません。慌ただしくもストレスに満ち、本当に困難な決断を突き付けられた48時間を過ごした後、(恋人の)ブライアンと私は家に帰ってきました。まずは座って、将来のための選択肢を考えました。私たちは強い愛情でつながっているだけに、どちらか1人の悲しみはもう1人の悲しみでもあります。でもどんなに大きな悲しみの中でも、私たちは一緒に人生の波を乗り越える覚悟です。だから今夜、私は最後の"命の苗"を植えようと決めたんです。

そして、1年前に出会った恋人のブライアン・タカヤマさん(27歳)と結婚することに決めたキャリーさん。この時、腎不全を発症していた彼女は、体重が減少し、呼吸もままならなかったところを、ブライアンさんが献身的にケアしてくれたそう。

結婚式のための資金は、寄付型クラウドファンディングサイト<GoFundMe>を通じて、友人知人、そして見知らぬ人までもが協力し、2人の結婚式のために手を差し伸べてくれることに。

「結婚式のために必要なものはすべて寄付されました。多くの人々が私たちを助けたいと思ってくれていること、そして(こうした状況を)知ろうとしてくれたことに感動しています」

結婚式での2人の写真は、本当に美しく幸せそう…!

ごめんね、私の愛しい人。ずっとは一緒に居られないかもしれない。でも、私が生きている一瞬一瞬をあなたに捧げること、そして、生きるために闘うのを止めないことを誓います。

式の準備中。

挙式前のお出かけ写真でも、最高の笑顔を見せているキャリーさん。

キャリーさんとブライアンさんは"普通の27歳の恋人同士"ではありません。日々「生きるか死ぬかの決断」に直面しています。でも彼女は生きることを諦めていません。「もっともっと生きたい」と願っています。

「私はブライアンを深く愛しています。そして私自身の人生も愛しているんです。だから、生きるのを止める決断を下すことはできないのです」

世界から見れば、あなたは1人の人間に過ぎないかもしれない。でもある人にとっては、あなたは世界そのものかもしれない。私の人生に寄り添ってくれてありがとう。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN US