誰かに振られることは、人生の中で誰もが味わうツラい体験の1つ。とは言え、相手に別れを告げることも別の意味でツラいもの。一度は相手のことを尊重し、愛していた時期があったのだから、別れを告げる側も心が痛むのは当然。そこで問題となるのが、いかに相手の心を傷つけずに振るかという点。

コスモポリタン イギリス版によると、アメリカのユタ州にあるブリガムヤング大学が、もっとも理想的な振り方を科学的に研究したのだとか。言語学を教えるアラン・マニング教授とサウスアラバマ大学のニコール・アマーレ教授は、人が悪い知らせを伝えられる際、回りくどい言い方をされるよりも、単刀直入に言って欲しいと思っていることを突き止めたという。

サイエンス・デイリー>に対して、マニング教授は「単刀直入に別れを伝えると言っても、何の前触れもなく『あなたと別れたい』と相手に伝えるのはぶしつけすぎるでしょう。そこで、『話し合いたいことがある』とワンクッション置くことが効果的です。そう言われると、相手はこれから悪い知らせが告げられるのだ、と心の準備ができるからです」と解説。

つまり、誰かを振るときには、ワンクッション置いてから、はっきりと別れたいという結論を伝えるのが大切だということ。別れたい理由をダラダラと羅列したところで何のメリットもないという。

マニング教授によると、この調査は人が「これから悪い知らせを受ける」と思ったときに、どの方法で告げられる方がより不快感を感じないか?という観点から行われたものとのこと。「あなたが振る側だったら、間接的に伝えることで多少は自分の罪悪感が和らぐでしょう。ただ実際、振られる側にとっては、直接的に言われる方がマシなのです」

「話し合いたいことがある」と前置きし、「あなたと別れたい」と伝えることは、相手の心をひどく傷つけるように感じられるものの、科学的見地からいうと、その方が相手にとっても良いよう。無意味な言い訳を重ね、自分の罪悪感を軽くするのは自分のため。相手のことを本当に大切に思うなら、正直に気持ちを伝えるのが正解と言えそう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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