2014年にハリウッドを騒がせた、セレブのプライベート・ヌード写真大量流出事件。被害者の1人、ジェニファー・ローレンスは『ヴァニティ・フェア』誌とのインタビューで、ヌード写真を撮った理由は「当時の恋人(俳優のニコラス・ホルト)がポルノを見るのを防ぐため」だと話していた。

コスモポリタン イギリス版が話を聞いた、元ポルノ好きの男性ゲイブ・ディームさんからすると、それは効果がないらしい。

ゲイブさんいわく、女性は「恋人がポルノを見るのを防ぐために自分の裸の写真を撮らなければ」などと思ってはいけないという。ジェニファーとニコラスのセレブカップルはさておき、"ポルノを見て育った"フツーの男性からすると、ポルノがネット上に氾濫する近年の状況は人間性を失わせ、人を鈍感にさせると危惧しているとか。

時には自身のポルノ好きが、恋人を傷つけることもあったというゲイブさん。さらに現代の男性はポルノを見ることで、自分を愛してくれる女性よりも、実際に会ったことのない女性を無意識に美化してしまうと指摘する。

ゲイブさんはそのうえで、世の女性に対しては「絶対に、自分とポルノ(に出てくる女性)を比べてはいけない」と強調。「どんなにあなたがセクシーなスタイルの持ち主でも、ポルノにはかなわない。ポルノは衝撃や驚きを与えることで男性を引きつけ、脳内で快楽物質のドーパミンを放出させる。インターネットで見られるポルノには非現実的なシチュエーションがとても多く、女性たちはそんな状況に自ら対抗意識を持つべきではない」とも語っている。

ゲイブさんは最後に、男性に対しては「ポルノで得る快楽は、現実世界の恋人が与えてくれる愛や喜びと比べられるものではない。ポルノから愛を得ることは絶対にできない」とコメント。一方、女性に対しては「恋人のポルノ視聴を阻止するために自分のヌード写真を送ることは絶対にすべきでない」と、再三の注意を呼び掛けている。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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