座談会参加者のプロフィール

Aさん(26歳)職業:イベント会社勤務。付き合った人数8人(現在彼氏なし)。初めて彼ができた年齢:16歳。恋愛タイプ:自分のことを好きになってくれた人の中から今の自分に合う人を選ぶ。

Bさん(27歳)職業:会社員。付き合った人数:3人(現在彼氏あり)。初めて彼ができた年齢:16歳。恋愛タイプ:慎重派。自分から好きになった人とはうまくいかない。

Cさん(29歳)職業:出版社勤務。付き合った人数:5人(現在彼氏なし)。初めて彼ができた年齢:17歳。恋愛タイプ:本来、肉食系だけど、30歳を目前に恋愛ジプシーになりつつある。

Dさん(30歳)職業:IT関連。付き合った人数:2人(現在彼氏なし)。初めて彼ができた年齢:14。恋愛タイプ:気は強いけど、自ら動くことができない、考えすぎてしまいがち。


恋愛はポジティブなものじゃないと意味がない

Aさん 私にとっての恋愛は、常に楽しくてポジティブであるもの。そうじゃなったら意味がないと思ってる。だから、悩むこともないし、振り向いてくれない人をいつまでも追いかけたりしない。というか、むしろ、自分からは追いかけない(笑)。私のことを追いかけてくれる人の中から、より私のことを好きな人を選ぶって感じかな。

Bさん 今までの彼氏は、ふたりの関係性を築いていくというよりは、恋愛ごっこをしていた感じだけど、今の彼氏は、一緒にいい関係を築いていこうと思える相手です。一緒にいるだけで、楽しいと思えます。ある意味、きちんと恋愛しているのは、今の彼が初めてかもしれません。

Cさん 私は最高のエンターテイメントだと思ってる! 恋愛してもしなくても生きていくし、恋愛していないほうが楽な部分もありますよね。だけど、恋愛している時って、その時の記憶がいつまでも残るというか…。別れた後でも、後からその時の気持ちを思い出してドキドキしたり、あの時は辛かったな~と振り返ったりすることもできると思うんです。日常生活の中では感情の起伏があまりない私でも、恋愛している時は、日常生活では動かない感情が動きます。

Dさん 恋愛について考えたことってあまりないかも。初めて付き合ったのは中学生の時だけど、周りにどんどん彼氏ができて、「あ、私も作らなきゃ」と思って、身近なところで彼氏を作ったし。その人のことが好きかどうかってことよりも、「やばい、乗り遅れる」という気持ちだけで当時は付き合ってた。元カレは、どちらも短期で終わってるし、20代は、ほぼ彼氏がいないまま過ごしちゃったから、もはや"恋愛って何?"状態かも(笑)。

Aさん アメリカで約10年生活していて、アメリカはデーティングという、デートを楽しむ期間というのがあって。そのデーティング期間は、いわゆる付き合っている関係ではないから、複数の男性とデートをしてもいい。いろんな男性とデートできるから、自分に合う相手を見つけやすいと思ってる。だから、日本の告白する文化はよくわからないんだよね。

Cさん 私も海外で生活した経験があるけど、告白文化は日本特有のものというイメージ。デーティングだと、本格交際に発展したかわからないっていわれるけど、友達に「僕のガールフレンド」と紹介されたらとか、バレンタインなどのイベント時に一緒に過ごすかどうかとか、判断できるタイミングはいろいろあるよね。

Bさん 確かに日本だと、デートをするのはひとりだけだし、他の人とデートしたら浮気を疑われちゃうかも。

Dさん いろんな人と同時にデートをする感覚ってどんな感じなの? 私は、デートしている人がいたら、その人とは付き合うことがないなと思わない限り、次の人に移れないんだけど。

Aさん 正直なことをいうと、デートしている相手すべてを採点している感じ。私はリアルにグラフを作ってる。背の高さ、食べ物の趣味、プレイボーイ度、私への愛情など…私にとって譲れない項目をピックアップして、Aくんは、背の高さは5、、食べ物の趣味は8、プレイボーイ度は5と、評価をつけて円グラフにして、一番、キレイな円を描けている人が、今の私が欲してる相手ってことになるかな。

デーティングシステムを取り入れて、いろんな男性とのデートを楽しむべき!

Bさん デートをしている人と、男友達って何が違うんですか?

Aさん 私は好きじゃないけど、相手は私のことが好きっている状態なだけで、ほとんど変わらないかな。複数の男性とデートしたほうがいいよと推進するわけではないけど、いろんなタイプな人と会ってみないと、自分にどんな人が合うのかわからないと思うから、ある程度はデートをしたほうがいいと思う。「彼氏ができない」って言ってる人って、あまりデートをしていない印象がある。

Cさん 私もデーティングのシステムはいいなと思うんだけど、以前、日本人の男性と、セックスをしているけど、告白がなかったから、セフレなのかなと思ってた人がいて。その人との関係が続いている状態で、違う人ともデートしたり、セックスした時期があって、理由は忘れちゃったんだけど、なぜかそのことを日本人の彼に正直に話したらすごい怒られたことある。彼曰く、「セックスをしていたら、付き合ってるってことだから!」って。その時に、告白の文化は大切だなって思った。

Dさん 自分の好みの男性とは、なかなか出会わないってわかっているけど、かといってカジュアルにいろんな人とデートをしても楽しめる自信がない。

Bさん 彼と別れたいとか思っていませんが、他の男性ともデートしてみたいという気持ちはあって…。でも、彼に浮気を疑われるのも嫌だしな~と思ったら行動に移せません。

Cさん 男性とふたりで出かけるからといって、構える必要はないと思っていて。年上の男性なら、普段行けないようなレストランに連れて行ってくれたりするから、恋愛に発展するかどうかはいったん無視して、食事を楽しむぐらいのラフな感じでデートするのはいいのかなって思う。

Aさん 複数の人とデートをしているのは、本命がいない時で、本命ができると、一途に付き合ってるよ。でも、本気モードの時でも、たまに違う人とデートするぐらいはいいと思ってる。そういうエッセンスをいれることで、本命の彼のよさに気づいたり、彼への気持ちを再確認することもできると思うから。

Cさん 他の人とデートをするかどうかもそうだけど、彼氏がいるからといって、男友達と会えなくなるのは嫌だ。でも、男性は嫉妬深いと思っているから、例え友達だったとしても、他の男性に会ったことは言わないようにしている。私自身も、彼から「女友達と飲みに行ってくる」と言われて、全然連絡が取れなくなったら不快な気持ちになるし。お互いが不快に思うことはわざわざ言わなくてもいいかなって。そういう隠し事はある程度必要なものだと思う。

Dさん 大学生の時に付き合ってた彼から、「同じゼミの男子とも話すな」と言われたことがあって、さすがにドン引きした! 結局、浮気の線引きも、男友達がありかなしかも、いろんな考え方があるから…恋愛って、全員に当てはまる正解がないぶん、難しくもあり、楽しくもあるんだよね。

Aさん そう! だから、どこかゲーム感覚で楽しんでみるのもありかなって。そういう意味では、私が実践している円グラフにするのはおすすめ! 相手に感じた自分の気持ちや感想を"ヴィジュアル化"することで、客観的に判断できるし、自分が譲れないことも分かるし、複数人グラフ化していけば、自分に合う男性が見つかりやすいと思う。

Bさん それは、仕事関係者とか、恋愛に発展しそうにない周りにいる男性をグラフ化してみても、自分の好みを知るっていう点では、彼氏を作るステップになりますよね。

Dさん 確かに! 今までのやり方で彼氏ができなかったのなら、誰かの恋愛方法を真似してみるのもありだよね。男性をグラフ化するなんて、思いつかなかったから、まずはグラフを作ってみて、自分がどんな相手を求めているのかをクリアしてみよう。

Cさん 日本で生活していると、日本の文化が当たり前になっちゃうけど、違う国の文化を知れば、いろんな恋愛の仕方があるって気づけるよね。

Aさん そうそう! 男性は世界中にいるんだから、視野を広く持って、自分らしく恋愛が楽しめたらいいよね。


いろんな考え方や個性、価値観がある中で、共通していえるのは、恋愛はハッピーなもの! ネガティブな気持ちになる恋愛からは離れて、ポジティブな感情が生まれる恋愛を楽しもう。