ツイッターを介して、見ず知らずの人同士がメッセージを送り合えるダイレクトメッセージ(略してDM)機能。それが恋愛目的としても使われ始めたのはここ数年のこと。特に海外では、楽曲などにも取り上げられるほどのブームと化しているそう。
多くの人たちがDMを恋愛目的で送ったり送られたりした経験があり、中には実際に付き合うようになった人もいるのだとか。恋愛にまつわる赤裸々トークを繰り広げる、コスモポリタン アメリカ版のコーナー<Sex Talk Realness>では、DM利用者3名に、そこから発展した恋愛体験談についてインタビュー。DM恋活の効果や実情とは?
【INDEX】
今まで誰かに恋愛目的のDMを送ったことがありますか?
女A(22歳):はい、あります。
女B(23歳):はい! メールをするようになって、そのうち会うことになりました。
男A(26歳):はい。実際の恋愛に発展したことは何回もありますよ。そのうち2回は真剣交際にまで繋がりました。1つ目は最高で、2つ目は最低でしたけど。それ以外は大体セフレみたいな感じです。まぁでも、お互い通ずるものがあって、見た目も気に入っているなら、結果オーライかと。
逆に、今まで誰かに恋愛目的のDMを送られたことはありますか?
女A:はい、他の国の人たちからメッセージをもらったことがあります。でもほとんどが単にイヤらしい内容でした。
女B:いいえ。
男A:はい、そういった場合はセフレには発展しましたが、真剣交際にはなりませんでした。
DM上での会話はどのくらい続きましたか?
女A:1年くらいかな。
女B:最初のメッセージで電話番号を教えちゃったので、実質は一瞬ですね。
男A:(先ほど話した)1つ目の良かった方の恋愛では、1週間くらいかな。あまり良く覚えてはいませんけど。2つ目の悪かった方の恋愛では、相手がアメリカの反対側に住んでいたので、1~2カ月くらいでした。
実際に直接会ったのはいつ頃でしたか?
女A:メッセージを始めて1年後です。うち2人くらいはそのまま真剣交際に発展しました。
女B:1カ月後くらいです。信じられないくらい上手くいきました! 今はもう別れてしまいましたけど、お互い真剣に付き合っていたし、今でも彼は自分の人生において大切な存在です。
男A:1つ目はすごく上手くいきました。後々彼女が二股をかけていることを知り、数カ月間は会いませんでしたけど。自分は別に恋愛対象として見られていないのだろうと思っていたんですが、実際はそうでもなかったみたいです。2つ目は恐らく至上最悪の交際でしたね。数カ月間付き合いましたが、最終的には激しい言い争いとたくさんの涙で終わりました。
効果的なDMって、どんなものだと思いますか?
女A:あんまり生真面目になり過ぎないこと。ツイッターの相手が99%自分に好意があると感じたら、「初めまして」の一言くらい送ってみてもいいのでは。もし上手くいかなくても、ただのチャットで済むわけですしね。
女B:自然体でいることが大事です。お互いに今までツイートした内容についての会話から始めるのがいいと思います。
男A:効果的なDMは、効果的な初対面の会話と同じようなものです。何か共通項を見つけて、それについて軽く話し始めればいいんです。そこで恋に発展しそうな予感がすれば、直接会う約束を取り付けてみる。DMが上手くいくのは、相手と同じ趣味や共通点があった場合が多いです。
オンライン上の交流に、今でも抵抗を感じる人が多いのはなぜだと思いますか?
女A:ネット恋愛という考え方がまだ比較的新しいのと、キャットフィッシュ(なりすまし)に騙されることへの恐れもあるんだと思います。でも、どこかのバーで初対面の人にナンパされるのと実質的には同じようなものなんですけどね。
女B:ツイッターを、ただ冗談混じりの会話をする場だと思っている人にとっては、ちょっとおふざけのように感じるのかもしれません。個人的にだいぶ変わってきているとは思いますが、人々がインターネットを(実生活と繋がっているにもかかわらず)"現実世界"と引き離して考えている限り、ネット恋愛にはあまり信憑性を見出せないでしょうね。
男A:みんな下手くそだからなんじゃないでしょうか。SNSでの出会いは、本当にバーでの出会いと同じようなものですから。ただ、ネット上だと物事が可視化されて名前がついちゃうので、それだけ恥ずかしい思いをすることもあるかもしれませんが。個人的にはそんなに変わったことじゃないと思いますよ、出会いなんて多種多様ですから。Facebookでかわいいな~と思った女の子と友達になって、結果的に結婚した人とかも知っていますしね。
ネット上で発展した恋愛は、他のものとどう違いましたか?
女A:ネット上で出会った人とでも本物の親密さ(性的にも感情的にも)が実際に育めるということが分かりました。これからもネットの向こうの人と積極的にデートしていきたいと思っています。
女B:違いはなかったと思いますよ! 始まりは確かにオンラインだったかもしれませんが、他の恋愛と同じように進展していきました。
男A:他の形で出会った人と比べると、ツイッター関連の話題が多かったくらいです。
DMを介しての恋愛/交際はオススメしますか?
女A:他のどんな恋愛とも同じように、プラス面もマイナス面もあると思います。ただ、オンライン婚活サイトのようにプロフィールだけ読んで一か八かに賭けるのではなく、(相手のツイートを見るなど)時間をかけて相手を知ることができるのがプラス面の1つだと思います。
女B:はい、します! 何でもものは試しですから。ツイートを見ているだけでも相手のことをよく知れるので、気が合いそうだったら挑戦してみては。
男A:ネット上で文章を通じて人とコミュニケーションをとるのが得意な人であれば、効果的だと思います。さらに、自分のツイッターやインスタグラムの印象がそれなりに良いものであれば、それまで相手に自分を十分アピールできているわけですから、次のステップとして直接会う方向へ進みやすいと思いますよ。他の交際方法と比べて効果の違いが特別あるとは思いません。どちらかと言えば、その人の性格や状況に応じた社交性の方が"効果"には直接的に繋がってくるんじゃないかでしょうか。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 名和友梨香