従来から使われていたレズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシャル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)に、クィアや自分の性別や性的志向に疑問を持っているクエスチョニング(Queer/Questioning)、そしてそれらに分類しきれないセクシャルマイノリティの人々を表す「+」を加えた「LGBTQ+」。今回は、4月に引き続き世界各国のLGBTQ+の若者たちに「出会い」に関する質問を投げかけてみました♡
出会いを求める時に行く場所/ギャラリーのパーティ
一見寡黙そうなルックスとは裏腹に、話し始めるととっても気さくでラブリーだったパトリックさん。マーケティングのスペシャリストとして、常に感性を磨き続けることが求められる彼ならではの出会いスポットがこちら!
「僕だったら、ギャラリーのオープニングパーティとかに行くかな。そういう場なら話も弾みやすいし、もともと趣味が合う人に出会える確率だって高いからね。趣味や価値観が合うことってすごく大切。パートナーを求めることに集中しなくても、いつもそういう居心地の良い人に囲まれるようアンテナをはっていれば、そんな環境からもれなく素敵な出会いもおまけでついてくるんじゃないかな」
出会いを求める時に行く場所/パブ
友人のバースデーパーティに向かうところだったビリーさん。サリーヒルズの道端でUberを待つ姿があまりにも絵になっていたので、駆け足でインタビューを慣行することに! 快く応じてくれました。
「あえてどこかひとつ挙げるなら、古めのパブに行くかな。オシャレなところもいいけど、もっと大衆的でむしろださめのところ! 年配の常連がいっぱいたむろしているような街角のパブってあるだろ。そんな所だね。なんだか居心地が良くて落ち着くし、店全体で盛り上がって会話する雰囲気も好きなんだ。そんなところで会話を交えた相手なら、初対面にして本質だって垣間見えちゃうかも」
出会いを求める時に行く場所/どこでも
この日はパートナーと仲良く朝の街をデート中だったカールドさん。日本人オーナーが経営するサリーヒルズのカフェへ、なんとカツサンドを食べに行くところだったそう。そんな彼からは、斬新な回答が…!
「出会いなんてどこに転がってるかわからないし、場所なんてこだわらないよ! 今のパートナーとだって近所のショッピングセンターで出会ったくらいだから♡ しかも、日用品売り場なんていう本当になんてことない場所だよ。だから僕は、誰か出会うには場所よりもむしろタイミングの方が大切なんじゃないかって思ってる。でもあえてどこかへ出かけるなら『The Beresford』っていうパブかな」
出会いを求める時に行く場所/パブ
ひとつ前に登場したカールドさんが、ショッピングセンターで出会ったという恋人がこちらのマットさん。絶えずジョークを交えながら周囲を笑いの渦に巻き込む、本当に仲の良いふたり♡ マットさんの方にも同じ質問を投げかけてみました。
「カールドとショッピングセンターで出会ったのは本当に偶然だったよ。というよりも、道端やスーパーともなると、どちらかが相当積極的か、何気なく話しはじめるきっかけがあるとか、そんなことでもないと実際恋には発展しないよね(笑)。だから正直、僕が出会いを求めるなら無難にパブにでも行くかな。このあたりだったらサリーヒルズの『Clock Hotel』なんかがオススメだよ」
出会いを求める時に行く場所/パブ
ダーリンハーストというシドニーのLGBTQに人気のエリアで、友だちと移動中だったショーンさんをキャッチ。このあたりで出会いを求めるのにおススメの場所とは?
「そうだね、『The Beresford』なんかがおすすめだよ。店内に広い中庭があって、解放感があるから気持ちがいいんだ! 観葉植物もたくさんあって、昼間は太陽の光も入るから居心地はばっちり。そんな作りだから金曜日の夜はもちろんのこと、週末のランチやアフタヌーンドリンク(もちろんお酒)に集まるのにもぴったりだね。そういう賑わっているパブには、ほかにも出会いを求めてきている人が多いから、話も弾みやすいんだよね!」
出会いを求める時に行く場所/バー
同じくダーリンハーストにあるフィットネスでワークアウトを終え、これから日用品のショッピングに向かうところだったというショーンさん。ちょっとインテリな雰囲気も漂う彼が重宝している出会いスポットは、クラシックな雰囲気漂うこんなオシャレスポット。
「この辺り(ダーリンハースト)に『Eau de vie』っていうバーがあるんだけど、雰囲気もいいし、ワインもカクテルもどれも美味しくてすごくおススメだな。今のパートナーは女性なんだけど、実はその彼女と出会ったのもここなんだ。とにかくカクテルの種類が豊富で美味しいから、酔いも進むうちにドラマチックな展開が待っているかも♡」
出会いを求める時に行く場所/旅行
シドニーのお洒落エリア、パディントンで買い物中だったサムさんをキャッチ! ファッションでは、潔いシンプルなスタイルの中にも、テクスチャーやディテールにこだわりを見出すという彼。デザイナーとしてかなり美意識が高い、そんなサムさんが出会いを求めて向かう先とは!?
「『Print Room』っていうカクテルバーがお気に入り。この辺には僕が好きなブランドやショップも集中しているから、興味のある人たちに出会える確立も高いと思うの。グレーがかった淡紅色に塗られたエントランスをくぐって階段を上って店内に向かう段階で気分が上がるわ♡ 店内は居心地が良くて、いつもつい長居しちゃう」