従来から使われていたレズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシャル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)に、クィアや自分の性別や性的志向に疑問を持っているクエスチョニング(Queer/Questioning)、そしてそれらに分類しきれないセクシャルマイノリティの人々を表す「+」を加えた「LGBTQ+」。今回は、特集の「出会い」に合わせ、世界各国のLGBTQ+の若者たちに「出会いを求めて行く場所」を聞いてみました♡
出会いを求めるときに行く場所/アート好きが集まる場所
オシャレな人たちが集まるモダンアートの美術館「パレ・ド・ト―キョー」の中にあるカフェで、コーヒーを飲みながら友達とのトークに花を咲かせていたダニさん。イタリア出身の彼は、パリのモード誌で働くことを夢に、ファッションを勉強中なんだとか。突然の取材にも喜んで応じてくれた彼が、出会いを求める場所とは!?
「そうね…。特定の場所はないけど、私と同じようにアートやモードに興味がある人がいいから、そんな人たちが集まる場所かしら。お互い刺激しあって、才能を高めあえる人と出会えたら最高よね♡」
出会いを求めるときに行く場所/旅先
個性的な顔立ちを活かして、劇場や映画で俳優として活躍しているソラヤさん。新婚ホヤホヤだそうで、大きなワンちゃんと奥さんと住める新居を探し中なんだとか。舞台に立っているだけあってユーモア溢れる雰囲気が印象的な彼女が、パートナーと出会った場所って?
「今の妻とは、カナダに旅行に行ったときに出会ったんだ。フランスに帰る前日だったんだけど、一目見た瞬間に『この女性が永遠のパートナーになる人だ!』って確信したね。付き合ってみても、思った通り自立心があって、繊細な女性だったよ。出会う場所にかかわらず、直感を信じると一生ものの出会いがあるんじゃないかな」
出会いを求めるときに行く場所/クラブ
ドラァグクイーンとしてパリのクラブでも顔が広いリュクさん。ジムで身体を鍛えた後に、セーヌ川沿いを歩いていたところをキャッチ! ボーイフレンドが作ったというお気に入りのTシャツを身に着け、ハッピーなオーラが溢れていた彼に、出会いを期待してしまう場所を聞いてみました!
「ん~…ゲイパーティかな。今の彼もクラブで会って、僕から声をかけたんだ。クラブは、少しクレイジーで楽しいことが好きな人が集まるでしょ。僕の彼もジョークが好きで、一緒によく笑いあうんだ。人生、思いっきり楽しんで謳歌しないとね!」
出会いを求めるときに行く場所/友達同士で開くパーティー
休日に友達とお気に入りのバンドのライブに行くところだったゴノールさんをキャッチ! 小さな頃からファッションが大好きで、現在は「Y/PROJECT」というハイセンスなブランドで勤務しているんだそう。「友達と過ごす時間が幸せ!」という彼が、出会いを求める場所とは?
「そうだな…。友達同士で開くパーティーかな。『類は友を呼ぶ』というし、仲間同士のコミュニティって笑いのセンスや価値観が似ている人が多いじゃん? だから、友達の友達が集まる場所は安心して出会いを期待してしまうかも」