コスモポリタン アメリカ版によると、先日CNNが、同性カップルの両親と異性カップルの両親の間で育てられた子どもたちの発達に、精神的、身体的な発達の差は見られないとする最新の研究を報道。

この研究の対象となったのは、子どもの健康に関する国勢調査に参加した、同性カップルの両親95組と、異性カップルの両親95組の家庭。調査の結果を基に、両親の年齢、学歴、住居環境、子の年齢、人種、ジェンダー、所在地などを分析にかけたところ、ある結論が。健康、情緒問題、対処行動、学習行動などの面において、全般的に双方の家庭の子どもたちの間に差はなかったのだとか。

興味深いのは、レズビアンカップルの方が、子育てにより高いストレスを示す傾向が見られたこと。主要研究員の1人であるナネット・ガーテル博士は、その原因として、レズビアンカップルが同性愛嫌悪の風潮をより強く感じていることを指摘。「レズビアンの両親は、ヘテロセクシャルの両親よりも自分たちの子育てを正当化しなくては、というプレッシャーを感じています。より多くの研究による裏付けが必要ですが、同性婚家庭の子育てが注目されていることもストレスの一因なのでは」。

ほかの研究でも、同性婚家庭の子どもたちが(異性婚家庭の子どもたちより優れているとは言わないまでも)同じくらい優秀であるとの報告が。UCLAのシンクタンク、ウィリアム・インスティテュートの発表によると、1986年に開始した25年間にわたる研究により、レズビアンカップルの家庭で育てられた子どもたちは社会に対してより民主的な考え方を持っており、よりうまく環境に適応する能力があるとの結論が。

こうして見ると、ゲイカップルよりもレズビアンカップルに有意な差があるという調査結果が並んでいるようですが、お父さんが2人よりもお母さん(女性)が2人の方が時に難しくもあり、手厚くもあるというのはうなずける気が…。もっとも、同性の両親がそれぞれどのような役割を担っているのかは、また個別の話かもしれません。

何はともあれ、異性婚、同性婚にかかわらず、子どもたちには幸せに育って欲しいものですね!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

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