僕は男が好き?セクシャリティの確かめ方:第3回

セックスが楽しめない…それは相手がオンナだから? 悩みを抱える筆者の体当たり検証。

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女性とのセックスに夢中になれない、アラサー男の筆者。これまでゲイの知人・A氏のすすめでゲイ映画、BL漫画を鑑賞し、"自分の適正は男性なのか?"を確かめてきた。前回BL漫画読破で思い出したのは、これまでの自分のセクシャリティを無意識で選んだのであろう、高校の時の記憶だった。

筆者は姉と妹がいる3人兄弟の2番目として、田んぼと山しかない地方都市で生まれ育った。幼い頃から運動神経と勉強は人並み以上だったからか、妙に潔癖なところがあったからか、中学時代は周囲と一線を引いた付き合いだったように思う。嫌みな話だけれど、いい成績を得るのが普通すぎて、「頭がいい」と言われるのが心の底から嫌いだった。

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そんななか、県内で指折りの進学校に進学。異常に厳しい上下関係や、レベルの高い授業だったが、そこでの生活は清々しかった。周辺地域の学校でトップの人が入学するので、自分はそれこそ「中の中」。ようやく"普通"になったことで、足かせが外れたのだ。

そして女子がいなかったことも清々しさの素のひとつだった。姉・妹に挟まれて育ったからか、生来女性への妙な憧れは一切なく、女子学生特有の生温い馴れ合いをみるのは嫌悪でしかなかった。汗臭く、泥臭い男だらけの高校生活を筆者は謳歌していたのだ。

そんななか、同級生のBがいた。

Bは背がすらりと高く、華奢な体型、何より目を引くのはその透明感のある顔立ち。大きな目と薄い唇は、中性的な魅力を湛え、時々中空を漂わせる視線は艶やかですらあった。

Bとは出席番号が近く、お互いに気安く話し合っていたが、話をする度に、胸の高鳴りを覚えていたことを覚えている。ただ、近づくとキュっと締め付けられる切なさとともに、その時の感情は非常にムカムカしたものでもあった。

「話したい、が、話すと緊張する…?」

「なぜ緊張するんだ? これは…おかしいんじゃないか?」

同性愛を示す言葉を明確に意識したわけではなかったが、脳の奥底ではその言葉がぐるぐると回っていたのだと思う。そして、胸に違和感が積もるほど、徐々に妙な意識をするほど、自分の感情に対する嫌悪感は増していった。

「おかしい、おかしい、おかしい…」

いつしか、その嫌悪感を感じたくないためか、意識的にBを避けるようになった。禁忌の領域に入らぬよう、きっちりと蓋をするように、慎重に距離を遠ざけた。

もし、この時、自分の感情を違う形で受け止めていたら、筆者の人生は別のルートを歩んだのかもしれない。今思えば、これはひとつの選択だったのだ。

続く。

※第4回は、5月17日リリース予定。

これまでの「セクシャリティの確かめ方」記事はこちらでチェック

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