TOMOKOさん(仮名)の場合
(29歳、会社員、シングル、留学経験あり)
※取材を基に製作しているノンフィクションストーリーです。
〇月★★日
ウィンターホリデーは、留学していたこともあるカナダのトロントへひとり旅。
この日を楽しみに、師走の忙しさを乗り切ったと言っても過言ではない。
ひとり旅だけど不安はなし。なぜなら、Tinderを使ってデート相手を探そうと思っているから。大都市と自然がミックスされたカナダでのんびり過ごすことが目的だけど、新しい出会いも楽しみにしていることのひとつ♪
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ホテルへチェックイン。
ホテルのWifiを利用して、早速Tinderにログイン。今日のディナー相手を探そうっと。
やっぱ私のタイプが多いな~。せっかくだし、日本では出会えないイケメンとデートしたいと思ったら、変顔している人を発見! スキップしようと思ったけど、逆にこの不細工ぶりが気になるから念のためプロフィールをチェック。えっ⁉ 2枚目の写真がイケメンすぎる!!! でも1枚目の変顔とは違う人の写真。どっちが本人か分からなかったけど、1回のデートぐらいなら問題なし。この人にいいね!をして、引き続き相手探しをしていたら、変顔の彼とマッチしたとお知らせが。
「あなたの写真を送ってください」とメッセージを送信。届いた写真は、イケメンすぎるほうの写真。今日のデート相手はこの彼に決まり! どうやらその彼、台湾とのハーフらしい。
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トロントの地元の人に人気があるというレストランで待ち合わせ。ホテルから歩いて行ける距離。こういう気遣いは嬉しい!
ハーフの彼、ディーン(仮名)は、定職なしの31歳。なぜ、定職がないのかというと、実家がお金持ちだから。長男で、ゆくゆくは家業を継ぐらしい(気になるその家業は秘密らしい……)。だから、それまでは、存分に遊ぶつもりなんだって。確かに女慣れしているっていうか、女好き感が伝わってくる。でも、ブロンドヘア、ブルーアイのイケメンなら仕方ないかぁ~。
でも、なぜ他人の写真を載せていたの? 「その写真が気になって、いいね! を押してくれた子なら、会える確率が高くなるから」だそう……。確かに、私みたいにね(笑)。結果、イケメンが登場するなら、気持ち的には高まるよね。
少し女好きな部分が気になるけど、顔面偏差値は文句なしだし、犬好きなかわいい一面もあるし、このままアバンチュール……となってもよかったんだけど、なんと、彼と私にはお互いの学生時代のつながりで、共通の知り合いが30~40人いることが発覚! それでも彼はOKって感じだったけど、私的にはNG。ワンナイトを楽しんだもんなら、友人たちに広まる可能性大! そんなリスクは負いたくないから、ディナーだけでさようなら。
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それからは、彼とはいいお友達に! 共通の友人が多かったのも納得しちゃうほど、フィーリングはグッドだし、もう二度と会えなくなるのは寂しかったから、日本に帰ってきてからもやりとりは続いている。
彼が日本に遊びに来ることもあるし。そんな時は、一緒に食事したり、クラブに行ったりしている。しかも、彼はリッチパワーを発揮して、クラブのVIPルームを取ってくれたりする。リッチな彼氏もいいけど、リッチな友達もいいよね。あ~友達になってよかったな~。世界は狭いな~。
Tinderとは......ティンダー=燃えやすい。位置情報を使ったマッチングサービスアプリ。
同じエリアでこのアプリを利用している人を結び付けてくれる新感覚の交流アプリとして多くの国で利用されている。
完全無料/自分の周辺に住んでいる異性と出会える/外国人ユーザーも多い/マッチングしない限りをメッセージを送れない、という特性から、日本でも女性が安心して使える。
(ただし、100%安全とは言い切れないので、自己責任で使うことが大切)。
★これまでの東京女子のTinder日記はこちら★