HITOEさん(仮名)の場合(26歳、アプリ開発担当、彼氏なし)

※取材を基に製作しているノンフィクションストーリーです。

◎月×△日

アプリ開発をする会社に転職して1年。あまりのハードワークに体調を崩し、会社を辞めることを決意。辞職届を出したとたん、仕事にやる気がなくなったから、残業もせず、終業時間になったら速攻で帰宅。時間がありあまってしまったから、こうなったら、この1年間誰ともデートしていなかった分を取り返すべく、いろんな人とデートをしようと思い、友達から聞いていたらTinderをダウンロード。

同じIT業界の人を見つけ、転職後もWEB関連だし、仕事的につながっておくのもいいかもな~と、右へスワイプ。マッチ後、すぐにメッセージが始まったけど、話題は朝ドラのことばかり。まぁ、私がプロフィールに「朝ドラは毎日欠かさず観ている」と書いたからだけど。

そんな色気のないやりとりを1週間ほどつづけた頃、ようやくご飯に誘われた。お互いラム肉が好きなことは分かっていたから、恵比寿にある隠れ家的なジンギスカン屋で待ち合わせ。

彼、吾郎さん(仮名)28は、意外とおしゃれで、何よりもお店選びがナイスセンス! おいしいラム肉が食べられるところって少ないから、「恵比寿だったらあの店かな~」と想像していたけど、予想はいい方向に外れた。いい男指数が一気に上昇!

同業者だからか、会話は弾むし、どうやら吾郎さんはコミュニケーション能力が高いらしい。ビジュアル的には、許容できる範囲ってだけで好みではないけど、このスマートさもドストライク! ここでも、いい男指数がアップ。

1軒目で終わるのが名残惜しかったから、2軒目のバーに誘われた時は心が躍った♪ ただ、そのバーがいちゃつきやすさ満点のこじんまりとしたところで、やたらボディタッチをしてきたのはマイナスポイント。とはいえ、おおむね好印象。なんてたって、別れ際にキスしちゃったぐらい(笑)。

その後もやり取りが続き、2回目のデートへ。なんで2回目があったかっていうと、1回目のデートの時の、帰り際のキスがいい感じだったから。キスの相性がいい相手とはいいセックスができると思ったから、セックスの相性を確かめるべくデートしたって感じ。

2回目のデートの目的は、2軒目へは行かず、我が家へ連れ込むことだから、私の最寄りまで来てもらって、その後はもちろん持ち帰り。ここまでは予定通りだったんだけど、肝心のセックスの相性はイマイチだった…。キスが完ぺきだっただけに超がっかり。

セックスの相性が悪いと分かれば、付き合うつもりも、セフレになるつもりもなかったから、吾郎さんと会う理由がなくなり、そのままフェードアウト。

あ~あ、セックスも気持ちよかったら付き合う気満々だったのにな。残念

Tinderとは......ティンダー=燃えやすい。位置情報を使ったマッチングサービスアプリ。

同じエリアでこのアプリを利用している人を結び付けてくれる新感覚の交流アプリとして多くの国で利用されている。完全無料/自分の周辺に住んでいる異性と出会える/外国人ユーザーも多い/マッチングしない限りメッセージを送れない、という特性から、日本でも女性が安心して使える。(ただし、100%安全とは言い切れないので、自己責任で使うことが大切)。

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