コスモポリタン アメリカ版によると、カップルのケンカの仕方には、その2人の恋愛関係が表れているのだとか。しかも、激しいケンカのさなかに相手をよく観察すると、これから先、相手の体に出てくるであろう不調のサインまでわかる、という最新の研究結果が。

この研究は、カリフォルニア大学バークレー校とノースウェスタン大学が共同で行ったもの。研究者が、録画された156組のカップルの会話における怒りのサイン(例えば、口をすぼめる、口をきゅっと結ぶ、眉間にしわを寄せる、声のトーンや大きさが変わるなど)と、"引く"ときの態度(表情が硬くなる、目を合わせないようにする、首が硬直するなど)について分析し、20年以上経ってから彼らの体に表れた病気の兆候と比較したところ、興味深い結果が。

怒りを表に出す男性たちは、胸痛や高血圧など心臓血管系の問題を抱えている傾向が強いのに対し、感情を抑え込む男性たちには、背中の痛みや関節痛の他、筋肉の緊張など筋骨格面での問題が見られたのだとか。

こうした結論は、多少"こじつけ"に聞こえるかもしれないけれど、実は専門家が「情緒反応(の蓄積)」と「健康問題」を結びつけたのは、これが初めてではない、とのこと(たとえば、"慢性ストレス" もその1つ)。従来の研究では、怒りは心拍数を増加させる可能性があり、感情の抑圧は筋肉の緊張を引き起こすとされているため、「長年の間にこうした症状を発症するのは理にかなっている」と、ノースウェスタン大学で人間発達学と社会政策学を専門とする共同研究者のクラウディア・ハース准教授は述べているそう。

日本でも、「夫源病」という言葉が現れて、夫といると体調が悪くなる女性たちがクローズアップされたのはここ数年のこと。その後は「妻源病」も指摘されているというから、これは実証されつつある現象かも…。カラダの声を聞きながら、健全な関係を作りたいものですね。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

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