人気歌手のセレーナ・ゴメスが、3月31日にオンラインで公開がスタートしたドラマ<13 Reasons Why>のエグゼクティブプロデューサーを務め話題に。どんな作品かというと、2007年に出版された、著者ジェイ・アッシャーの大ヒット小説<Thirteen Reasons Why>原作の高校を舞台にしたミステリー。主人公の高校生クレイ・ジェンセンが、自殺したクラスメートの女の子から13個のカセットテープが送られ、そこには彼女が自殺をした理由が語られている…というもの。

原作を支持する人が多い本作。著者が、セレーナをプロデューサーとして信頼することができたのは、彼女がイジメを受ける苦悩について詳しかったためなのだとか。

実は、元々セレーナには出演もする予定があったのだそう。ただ途中からプロデューサーとしてのみの参加を希望したそう。「この本の支持する人はとても多いので、私が出演すればストーリーを忠実に伝えられなくなってしまうと思った。だから裏方を希望したの」とコメント

脚本家のブライアン・ヨーキーも、セレーナがプロデューサーとして参加することについて、「ファン層が厚いセレーナだからこそ、彼女が情熱をもって携わった作品は、多くの人に観てもらえる。原作は若者の苦悩やイジメについて描かれていて、多くの読者を救ってきた。この映画も同じように、観る人たちを救うような作品になる」と賛同している。

セレーナは10代の頃、今のように有名になる前、この本に共感。当時と今とでは、ソーシャルメディアの存在などで状況は違うけれど、自分と同じようこのストーリーが若者たちの心を動かすことを願っているよう。「ドラマ『Wizards of Waverly Place』に出演していた頃、まだSNSが発達していなくて、ちょうどツイッターが広まり始めたくらいだったわ。毎週金曜に、子供たちの前でライブ形式の収録をして…すごく喜んでくれるの。すごく幸せを感じる時間だった」とコメント。

このドラマのプロデュースに入る前、精神的な病から休養をとっていたセレーナ。ソーシャルメディアがどれほど人の自尊心に悪影響を及ぼすのか理解し、自身がSNSで傷つけられ心を病んだ経験があるからこそ、ティーンたちのへ与えている影響を心配しているよう。

現在、Instagramの投稿は彼女のマネージャーが代わりに行っているよう。「週に1回はアプリをスマホから削除したくなる。心を引き裂くようなコメントもあるわ。普通に生活しているだけでも、気持ちが不安定になる瞬間は誰にでもあると思うの。加えて、自分の悪口を細かく書かれたら…想像してみればわかると思う」と、胸の内を赤裸々に告白。

セレーナは、ドラマのプロデューサーを務めることができ、新たなキャリアへの扉を開けたと感じているよう。

「おてんば娘や、お姫様の役は、いくらでもできる。でも私は、本当に価値があると感じられるものに参加したいの。敗北感を感じるときもあるわ。情熱をもってやりたい!と挑んだ役でも、周りが信じてくれないこともある。でも母に教わったの『やりたいことがあるなら、それは自分でつくるしかない』って。だから今回のドラマがこれからの活動の突破口にもなってほしいと思っている」

華やかなものばかりに囲まれているように見える彼女ですが、強い信念に基づいて行動。そのメッセージはドラマを通じて、きっと多くの若い人にも伝わるはず。


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text: yoko