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祐真キキ

23歳の時に単身ロサンゼルスに移住し、自らの力でハリウッド女優になる夢を切り開いた祐真キキさん。今年は日本のテレビドラマにもレギュラー出演するなどグローバルに活躍の幅を広げている彼女に、今、女優として考えていることについてインタビューしました。集中力を最大限に高める、キキ流の役づくりテクニックも必見です!

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――女優としてグローバルに活躍されていますが、日本と海外での役者を取り巻く環境の違いや、各現場で心掛けている点があれば教えてください。

「アメリカでまたドラマの出演が決定して、最近は撮影のためにバンクーバーに滞在しています。少し前までは日本のドラマの撮影と同時進行していたのですが、日米のエンターテイメントを取り巻く環境はまったく別物だなと感じていますね。携わる人数や予算の掛け方などはもちろんですが、スケジュールや会社の動き方など、アメリカは契約書通りに事をすすめるのでシンプルでわかりやすい。逆に日本の制作現場は義理人情に厚く、状況に応じた変更を求められることも少なくありません。どちらが良くて悪いという話ではなくて、ビジネスの動かし方がまったく異なるので、私自身は郷に入ったら郷に従え! と心掛けながら、それぞれの現場で最大限に力を発揮できるように努めています」

――同時進行で複数の役をこなさなければならない時もありますよね。どのように役づくりをしているのでしょうか?

「特定の12曲を決めて、セリフを覚える時にその音楽をリピートして聴いています。セリフと音楽を体に刻み込むかのようにして、撮影現場でその曲を再生することで、記憶からセリフや感情を呼び起こさせるようにするんです」

――HEROES REBORNの撮影中は何を聴いていたんですか?

「『HEROES REBORN』の時はMr.Childrenの曲です。今でもその曲を聴くと当時の感覚が鮮明に蘇ります! 同時進行で2、3作の撮影が進んでいる時でも、役ごとに曲を変えることでスイッチの切り替えができるんですよ。同じような役づくり香水を使って、香りでされている女優さんもいますよ。役者に限らず、何か作業に集中したい時に試してみるといいかもしれませんね!」

――女優としての注目がますます高まる中、祐真キキとして常に考えていることはありますか?

「最近は本当に日々必死すぎて! 自分の足元を見直さなきゃいけない時期だなと常々思っていますね。なぜ、自分が女優をしたいのか。女優を続けた先に何があるのか、その辺りをもっと突き詰めて考えなきゃって」

――忙しい毎日に何か大切にしていることは?

「些細なことでいえば、マイ箸を持ち歩くようになりました。私が調べたところによると、今日本国内に流通している割り箸の90%は中国産で森林破壊につながる生産の仕方をしているから、できれば使わない方がいい。マイ箸もマイ箸用に新しく買うんじゃなくて、家にあるものをマイ箸にして持ち歩かなければ意味がない。生産に掛かるエネルギーの負担をどうやったら軽減できるか考えた時に、やっぱり日常の些細な行為を根本的なところから見直す必要があるんですよね。まずは自分の身の回りから。本当に本当に些細な行いかもしれないけど、続けていくことでそれが大きな変改につながるわけだから、やらないわけにはいきませんよね!」